「一生に一度のプロポーズは、特別感あふれるロマンチックな演出がしたい!」と考える方におすすめなのが、ひざまずいて婚約指輪をプレゼントするプロポーズ。恋愛ドラマやロマンチックな映画でもよく見る、女性が憧れるシチュエーションです。
しかし、いざやってみようとするとハードルが高いのも事実です。「パートナーに引かれないか不安」「うまくできるか心配」「そもそもひざまずくべきなのか」と考える方も少なくないはず。
今回は、そのような方に向けた「ひざまずくプロポーズ」の特徴やポイントをまとめました。これからプロポーズを考える方に役立つ内容ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください。
最初に、ひざまずくプロポーズの特徴をまとめました。
ひざまずくプロポーズの発祥は、中世のヨーロッパに遡ります。
当時のヨーロッパでは、人前でひざまずくことは服従や降参を意味する恥ずかしい行為として知られていました。一方で、騎士が領主に忠誠心を示すためにもこのようなポーズをとります。
このような風習が転じて、英国紳士がパートナーに求愛する場合、あるいは結婚を申し込む場合にも使用されるようになりました。
先ほど解説したように、人前でひざまずく行為は相手に忠誠心を誓う行為でもあります。
それが転じて、プロポーズにもそのポーズが用いられるようになりました。つまり、ひざまずくプロポーズは、女性に忠誠心や永遠の愛を誓うことを意味します。
ひざまずく行為は本来恥ずかしいことと考えられてきました。しかし、そのような自分の恥ずかしい姿をみられても構わないという本気の愛情を伝えられるというメリットがあります。
海外では、愛するパートナーの前でかっこよくひざまずいてプロポーズを行うのが一般的になっています。
シェイクスピアなどの有名な作品の中でも、女性の前でひざまずいて求愛・プロポーズするシーンが数多く登場しています。海外の恋愛ドラマや映画にも、このようなシーンはたくさんありますよね。
歴史的背景から、英語文化圏ではひざまずくプロポーズが定着しているのが特徴です。
海外とは反対に、ひざまずくプロポーズは日本であまり定着していません。
昔の日本では「亭主関白」「女性は男性に尽くすべき」という考えが主流でした。ひざまずくポーズは相手に忠誠心を誓うことを意味しますので、「男性が女性にひざまずくなんて……」と躊躇う方が多かったと考えられます。
また、そもそも日本人はシャイな方が多いことも、プロポーズで跪く習慣が根付いていない理由として考えられます。「お付き合いしている相手に、改まって膝をつくのは恥ずかしい」とためらってしまう方が多いのかもしれませんね。
このような理由から、欧米と比較すると日本ではひざまづくプロポーズがあまり定着していないようです。
ひざまずくプロポーズの発祥地であるイギリスは、「英国紳士」という言葉が有名ですよね。その言葉通り、プロポーズでひざまずくと、非常に紳士的な印象を与えられます。
普段の生活ではなかなか目にすることのないポーズですから、まるでドラマのワンシーンのような特別感あふれる演出もできます。一生に一度の、忘れられないプロポーズになるでしょう。
紳士的な雰囲気がぴったりな、高級ホテルやレストランなどのフォーマルな場所でプロポーズする際に、ぜひ取り入れてみてください。
「特徴はつかんだけれど、実際プロポーズでひざまずくってどうなの?」と考える方は少なくないはず。プロポーズは、ひざまずいて行うべきなのでしょうか。
ひざまずくプロポーズは、女性の憧れともいえるシチュエーションです。
ひざまずくことで、プロポーズならではのロマンチックかつ特別な雰囲気を演出できます。映画やドラマで見たことのある、「片ひざをついて婚約指輪を渡されるプロポーズシーン」に、憧れる女性は少なくありません。
パートナーは、普段とは違うあなたの紳士的な一面を見て、惚れ直す可能性も大いにあるでしょう。
日本ではあまり定着していないものの、ひざまずくプロポーズは、多くの女性の憧れといえます。
もちろん、すべての女性がひざまずくプロポーズに憧れているわけではありません。中には引いてしまう、あるいは戸惑ってしまう女性がいるのも事実です。
とくにパートナーが恥ずかしがり屋な場合、プロポーズでひざまずかれるとどうしていいかわからなくなってしまう可能性があるでしょう。「ロマンチックな演出よりも自然体なプロポーズが好み」という方にも、ひざまずくプロポーズは引かれてしまう可能性があります。
「ひざまずくプロポーズには、必ずしも女性が憧れているとは限らない」ことを心得た上で、プロポーズでひざまずくか否かを考えましょう。
実際にプロポーズでひざまずくか迷った場合は、パートナーの好みや性格、二人の関係性を踏まえた上で決めましょう。
パートナーがロマンチスト、あるいは記念日を普段からフォーマルな場所でお祝いしているなどの事情があれば、ひざまずくプロポーズがぴったりです。反対に、性格がドライなパートナーですと、「芝居くさい」「痛い」と思われてしまう可能性は少なくありません。
パートナーの特徴や普段の関係性を考慮し、本当にひざまずくべきかを考えてください。
実際にプロポーズする際は、ひざまずくのにふさわしい場所やシチュエーションを選ぶことが成功の秘訣です。
高級レストランやホテルなどのフォーマルな場所のほか、海辺など、ややカジュアルながらロマンチックな場所もおすすめですよ。レストランでプロポーズする場合は、あらかじめスタッフに相談しておくと協力してくれるかもしれません。
ひざまずくポーズは、とてもスマートな印象を与えます。プロポーズの場所やシチュエーションも、そのような紳士的な印象にあったものを選ぶのがポイントです。
続いて、実際にプロポーズでひざまずくときに気をつけたいポイントをまとめました。本番はスマートにプロポーズできるよう、事前に確認しておきましょう。
姿勢が悪いと、せっかくの紳士的なプロポーズがイマイチな印象になってしまいます。ひざまずいたときの姿勢に気をつけましょう。
まずは、背筋を伸ばしてください。普段は自覚がなくても、鏡でみてみると意外と猫背になっている場合も多いので、注意しましょう。
続いて、立てる方の膝を直角に曲げ、反対の膝をピッタリ床につけてください。両足のポジションがイマイチですと、プロポーズの途中で身体のバランスが崩れてしまう恐れがあります。身体が安定するように、足の角度や位置に気をつけましょう。
しっかりとした姿勢をキープして、プロポーズにふさわしい特別感を演出しましょう。あなたの魅力も、ぐっと上がりますよ。
プロポーズのときは、しっかりと相手の目をみてください。
日本人男性は、海外と比べるとシャイな方が多め。そのため、プロポーズのときについ視線を下に向けてしまいがちです。さらにひざまずくとなると、姿勢やバランスが気になり、なおさら足元や手元に視線を向けてしまう方は少なくありません。
プロポーズにおいて一番大切なのは、パートナーに結婚の意思をまっすぐ届けることです。相手に思いを伝える場面では、しっかりと相手の目をみることが不可欠なのです。
慣れないポーズとシチュエーションで焦ってしまう可能性もありますが、相手の目を見ることを忘れずに。
プロポーズでひざまずくと決めたら、恥ずかしがらずに行いましょう。
せっかくのロマンチックなプロポーズも、照れが見えるとムードが台無しになってしまいます。パートナーは「本当にやる気があるの?」「私のことをからかっている?」と疑問を感じてしまうかもしれません。ポーズならではの英国紳士のようなスマートな印象も半減してしまいます。
恥ずかしい気持ちがあっても、照れ隠しはNG。ふたりにとって大切な思い出となるプロポーズですから、真剣な気持ちで挑みましょう。
プロポーズをするときは、表情も意識してください。
一生に一度のプロポーズは、だれしも緊張しますよね。ですが、緊張して顔がこわばって険しい表情になってしまうと、パートナーに驚かれたり、心配されたりしてしまう可能性があります。せっかくのあなたの魅力が半減してしまいますので、ぜひ表情も意識してください。
ひざまずくポーズは、プロポーズにふさわしい上品な印象を演出できます。その印象にぴったりな柔らかい表情で、パートナーに愛の言葉を伝えましょう。
プロポーズでひざまずく場合は、結婚指輪やプレゼントを用意するのがおすすめです。
「プロポーズでひざまずく」というと、婚約指輪の箱をパカッと開けるシーンを連想する女性は少なくありません。ロマンチックなプロポーズを演出するのであれば、ぜひ婚約指輪を用意しておきましょう。
「婚約指輪はパートナーと一緒に選びたい」、あるいは「プロポーズまでに指輪を準備できなかった」という方は、プレゼントを贈りましょう。腕時計や大きなバラの花束など、ひざまずくプロポーズにぴったりなロマンチックなプレゼントがおすすめです。
プロポーズ本番はスムーズにひざまずけるよう、事前に練習しておきましょう。
普段の生活の中では、人前でひざまずくシチュエーションはなかなかないですよね。普段やり慣れていないことをしようとすると、予想外のミスをしてしまう可能性があります。
家の鏡の前でひざまずいてみる、あるいはひざまずいた姿を写真に収めてみるなどの方法がおすすめです。
とくにプロポーズ当日は緊張してしまうことも考えられますので、当日はスマートにひざまずけるよう練習しておきましょう。
プロポーズでひざまずく場合は、場所選びにも気をつけましょう。
たとえば足場の悪い場所では、ひざまずく際にバランスを崩してしまい、格好悪い姿を見せてしまう可能性があります。野外でのプロポーズで雨が降ってしまった場合は、無理してひざまずくのは避けた方が良いでしょう。
また、ひざまずくプロポーズがふさわしい場所・シチュエーションかどうかもポイントです。先ほど解説したように、プロポーズでひざまずくならフォーマルかつロマンチックな場所がぴったりです。反対に、自宅や公園などのカジュアルな場所で行うと、相手に違和感を与えてしまう可能性があります。
せっかくのプロポーズですから、場所選びにも気をつけて、スマートにひざまずきましょう。
以上、ひざまずくプロポーズの特徴やポイントを紹介しました。
ひざまずく姿勢は、女性への忠誠心を誓う意味を持ちます。日本ではあまり定着していませんが、パートナーへの一生の愛を誓うプロポーズにふさわしいポーズといえるでしょう。プロポーズにぴったりな紳士的な雰囲気を演出できる点も特徴です。パートナーがロマンチックなプロポーズに憧れている場合は、ぜひ挑戦してみてください。
また、プロポーズ本番は、恥ずかしがらずに臨むのがポイントです。いつもと慣れないことをすると照れてしまいがちですが、ぐっと堪えましょう。あなたの真剣な気持ちが、パートナーにもきっと伝わるはずです。
プロポーズでひざまずくか迷っているという方は、ぜひこの記事を役立ててください。