プロポーズなど、愛の告白で用いられることの多い花束。映画やドラマでも、愛するパートナーに抱え切れないほどの花束を渡すシーンは多いですよね。
とはいえ、いざ自分が告白する立場になると、「花束を渡して、邪魔にならないか」「相手に引かれないか」など悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。贈ると決めた場合であっても、どのような花を選んでいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、告白で花束を贈るべきか否かと、実際に花束を贈る際に気をつけたい花の選び方や注意点をまとめました。これからプロポーズなど愛の告白を考えている方にぴったりな内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
最初に、告白で花束を贈るべきかについてまとめました。
花束をもらって嬉しいと感じる女性の意見としてあげられるのが、「自分のためにわざわざ花束を用意してくれたことが嬉しい」という意見です。「自分のことを想って動いてくれた」というあなたの行動や気持ちに、嬉しさを感じるようです。
また、「告白で花束を渡されるなんて、まるで映画のワンシーンみたい！」と、映画やドラマさながらのロマンチックさに、魅力を感じる女性も多いようです。多少の気恥ずかしさがありつつも、ドラマのようなベタな演出に憧れるんだとか。プロポーズであれば、パートナーの前でひざまづいて花束を渡すのもドラマチックですてきですよ。
さらに、日常生活の中で花束をもらう機会が少ないため、「告白ならではの特別感があって嬉しい」という意見もあります。非日常感やサプライズ感も、花束の魅力の一つです。
反対に、告白で花束をもらっても手放しで喜べない女性もいるようです。
たとえば、花束をもらったはいいものの、家までの持ち運びや自宅での管理に困ってしまう方もいます。とくにパートナーが普段から花を飾る習慣のない場合、急に花束をもらっても花瓶や花を置くスペースがなく、困ってしまうかもしれません。
また、「いずれ枯れてしまうから、プレゼントとしてとっておけないのが残念」という意見もあります。「花束をもらうくらいなら、同じ値段でもう少し形に残るかつ実用性のあるプレゼントが欲しい」と現実的な考えを持つ女性もいますよ。あなたのパートナーがそのようなタイプの場合は、別のプレゼントを検討するのがよいでしょう。
告白時に花束を贈るかどうかは、相手の好みや性格に合わせて決めましょう。
相手がロマンチストで、花束をもらうことに憧れを持っている場合は、ぜひ花束を渡してみてください。そもそも花に興味がなかったり、実用的なプレゼントを望んでいたりする場合は、花束以外のものを贈るほうが無難です。
また、「好きな相手であれば、どのようなプレゼントでも嬉しい」と感じる女性もたくさんいます。長年連れ添ってきたパートナーにプロポーズをするなど、ある程度関係性が構築できている場合は、あなたからの花束にきっと喜んでくれるでしょう。「相手のことを考え、相手のために花束を用意した」というあなたの気持ちが、パートナーに届くはずです。
続いて、花束の選び方をまとめました。
告白で花束を贈るにあたって一番大切なのは、相手に喜んでもらうことです。まずは相手の好みをリサーチし、それに合った花束を検討しましょう。
パートナーが花好きの場合は、好きな花を贈るのが一番です。とくに好きな花がない場合は、好きな色や柄、パートナーの自宅のインテリアやよく身につけているファッションアイテムを参考にするのもおすすめですよ。花束の花選びだけでなく、ラッピングや装飾選びでも活用できるでしょう。
パートナーの好みを詰め込んだ花束をプレゼントすれば、「私のために選んでくれたんだ」「私の好みをわかってくれていたんだ」と喜んでもらえるはずです。相手を思っているというあなたの気持ちが、しっかりと伝わる花束が出来上がりますよ。
花の種類は、花言葉に合わせて選ぶのもおすすめです。
とくに花が好きな方は、花言葉にも敏感です。もし相手が花好きの場合、前向きな花言葉を持つ花を送ると喜ばれるでしょう。
また、愛の告白にぴったりな花言葉を持つ花を贈るのもすてきですよ。たとえば、バラは「愛」「美」、ひまわりは「私はあなただけを見つめる」という花言葉を持っています。一斉一打の愛を伝えるのに、ふさわしい花言葉といえるでしょう。
愛にちなんだ花言葉の花を贈ることで、あなた自身も告白の勇気が湧いてくるかもしれません。告白がうまくいくように、花言葉にあやかるのもおすすめです。
ひまわりの花言葉について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
花束を選ぶ際は、ぜひサイズにもこだわってみてください。どのような雰囲気を演出したいかによって、選ぶべき花束のサイズも異なります。
たとえば、「100本のバラ」など抱えきれないサイズの花束であれば、恋愛映画さながらのロマンチックな雰囲気を演出できるでしょう。大人の男性らしくスマートに花を渡したい場合は、数本のシンプルな花束がおすすめです。
また、花束を受け取る相手への配慮も忘れずに。相手が自宅に持ち帰れるよう片手で運べるサイズを選ぶのも一つの手です。もし大きめの花束を渡したい場合は、相手を自宅まで車で送るなど、花束がジャマにならないよう配慮が必要ですよ。
ここでは、告白時に贈るのにおすすめの花の種類を紹介します。
告白で渡したい花の王道ともいえるバラは、迷ったら選びたい花です。燃え上がるような愛を連想させる真っ赤なバラで、あなたの本気の愛が伝わるでしょう。
また、メジャーな赤いバラに加え、可愛らしいピンクのバラや上品な白いバラなど、カラーバリエーションも豊富です。中には珍しい青いバラもありますから、相手の好きな色に合わせて選んでみましょう。
花言葉も「愛」「美」と、愛の告白にぴったりな意味をたくさん含んでいます。色別では、赤のバラは「情熱」「愛情」「美」、ピンクのバラは「感謝」「しとやか」「上品」、白いバラは「純潔」「私はあなたにふさわしい」という花言葉をもっています。相手のイメージや自分の伝えたいメッセージと花言葉を照らし合わせて花を贈るのもおすすめです。
色鮮やかで可愛らしいチューリップも、愛の告白にはぴったりです。春を代表とする花としても有名ですので、春先に告白をするのであれば、ぜひチューリップを選んでみてはいかがでしょうか。見た目もふっくらとして可愛らしいので、可愛いものが好きな女性に喜ばれるでしょう。
チューリップの花言葉は、「思いやり」です。告白相手に安心感を与えるような花言葉ですので、告白時の花束にもぴったりですよ。
色別の花言葉は、赤いチューリップが「愛の告白」「愛の宣言」「美しい瞳」、ピンクのチューリップが「愛の芽生え」「誠実な愛」、紫のチューリップが「不滅の愛」「永遠の愛」です。一方で、黄色のチューリップは「望みのない恋」「正直」、白いチューリップは「思い出の恋」「失恋」という、ネガティブな意味を含んでいます。
花言葉を気にするのであれば、チューリップの中でも前向きな花言葉を持つ色を選ぶのがおすすめです。
太陽を連想させる、明るくて華やかな色と独特な見た目が特徴のひまわり。夏のプロポーズにぴったりな花です。バラなど王道の花を避けたい方にもおすすめですよ。
ひまわりの花言葉は、「あなただけを見つめる」「憧れ」です。相手への一途な愛を伝えたいときに、ぴったりな花言葉ですね。
ただし、白いひまわりは「程よき恋愛」、紫のひまわりは「悲哀」と告白に不向きな花言葉を持っています。もし花言葉を意識してひまわりを贈るのであれば、王道の黄色やオレンジを選ぶのがおすすめです。
白くて小ぶりの可愛らしい花が魅力的なスズランも、花束におすすめです。単体ではなく、別の花と一緒に花束にしてもすてきですよ。
スズランの花言葉は、「再び幸せが訪れる」「純粋」です。スズランのビジュアルにぴったりな、ピュアな印象の花言葉をもっています。恋愛に直接関係する花言葉ではありませんが、「幸せ」など前向きな意味を含むため、告白にぴったりですよ。
ブーケなどにも取り入れられることの多いアネモネも、花束にぴったりです。春を代表とする花でもありますので、寒さの緩む季節での告白にもおすすめですよ。
アネモネの花言葉は、「あなたを愛します」「はかない恋」。恋愛にちなんだ、切なさの中にも温かさを感じる花言葉をもちます。
色別の花言葉は、赤は「君を愛する」、白は「期待」「希望」「真実」、ピンクは「待ち望む」、紫は「あなたを信じて待つ」です。アネモネ全体の花言葉と比べ、前向きな花言葉を持っています。相手に伝えたいメッセージに合わせて、色を選んでみてはいかがでしょうか。
なお、アネモネの茎を切ったときに出る汁には毒が含まれます。アネモネの花束を渡す際は、自分で育てるのではなく花屋で調達するようにしましょう。
最後に、告白で花束を渡すときの注意点をまとめました。
告白で花束を渡すときは、花の鮮度や品質に気をつけましょう。
一般的に愛の告白は明け方や昼よりも、夕方〜夜の時間帯にする方が多いですよね。気温の高い場所や直射日光の当たる場所に長時間花束を放置してしまうと、花や花束の装飾が劣化してしまう可能性があります。とくに夏場は水や茎が腐りやすいため、涼しい場所に保管するよう気をつけましょう。
実際に花束を用意する場合は、告白の時間帯に合わせて配達してもらうか受け取りに行くのがおすすめです。レストランやホテルで渡す場合は、現地のスタッフに預かってもらうのもよいでしょう。
花束を選ぶときは、サイズに気をつけましょう。とくに、受け取る側に配慮したサイズを選ぶようにしてください。
ドラマチックな大きな花束を用意したのはいいものの、いざ渡してみると相手が持ち帰るときに苦労してしまうかもしれません。また、持ち帰れたとしても、どこに飾っていいかわからない、花瓶の数が足りないなどの問題が起こるかもしれません。
反対に、相手が「映画のワンシーンのような、抱えきれないほどの花束が欲しい！」と考えている場合は、ぜひ大きな花束を用意しましょう。
花束を渡す上で大切なのは、相手に喜んでもらうことです。相手に本当に喜んでもらえるサイズかどうかをよく考えた上で、花束を選びましょう。
花言葉を参考に花の種類を選びたい方に注意して欲しいのが、花の本数によっても花言葉が変わるということです。
たとえばバラは、「愛」や「美」など、愛の告白にぴったりな花言葉の数々をもっています。しかし、15本のバラは「ごめんなさい」「永遠の友情」、16本のバラは「すぐに変わってしまうような不安定な愛」、17本のバラは「絶望的な愛」というように、本数によってはネガティブな花言葉を含みます。
もし花言葉を意識して花束を送るのであれば、選んだ本数がネガティブな花言葉を持っていないかを事前に確認しておきましょう。
以上、告白で花束を贈るべきか否かと、実際に花を贈るときに気をつけたい花の選び方や注意すべきポイントをまとめました。
告白で花束をもらって嬉しいと感じる女性もいれば、困ると感じる女性もいます。自分が告白したい相手がどちらなのかを見極めた上で、花束を贈るかを決めましょう。
ただし、すでにお付き合いしている相手にプロポーズしたいときなど、信頼関係が出来上がっている場合は喜んでもらえる可能性が高いでしょう。「大好きな人からのプレゼントであれば何でも嬉しい」と考える女性もたくさんいますので、ぜひ花束のプレゼントを前向きに検討してください。
相手の好みはもちろん、花言葉やサイズなど、花束の選び方はたくさんあります。相手の好みを大前提に、あなたの思いを込めた花束をプレゼントしましょう。相手を思う気持ちとともに花束をプレゼントできれば、きっと相手も喜んでくれるはずです。
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