人生で最も大切な瞬間のひとつ、プロポーズ。
その言葉を「英語で伝えたい」と考える人が増えています。
国際カップルだけでなく、海外旅行先や映画のワンシーンのような演出をしたい日本人同士のカップルにも、英語のプロポーズは人気です。 とはいえ「英語で想いを伝えるのはちょっと不安」「どんな言い回しが正しいの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、定番からロマンチックなフレーズ、映画に登場する名セリフ、英語ならではの文化的な注意点までを網羅してご紹介します。 さらに、シチュエーション別の演出アイデアや、あなたにぴったりのプロポーズスタイルがわかる診断チェックリストもご用意。
英語が得意でなくても大丈夫です。大切なのは「心」と「想いを伝えたい」という気持ちです。
感動のプロポーズを英語で成功させるための完全ガイド、ぜひ最後までご覧ください。
目次
英語で「プロポーズする」と言いたいときは、動詞の「propose」や名詞の「marriage proposal」を使います。以下で違いを見てみましょう。
“propose”は「提案する」という意味の動詞で、結婚の申し込みにも使われます。結婚の文脈では「propose to+人」の形をとり、例文は“He proposed to her.”(彼は彼女にプロポーズした)です。
一方、“marriage proposal”は名詞で、プロポーズという行為そのものを指します。たとえば “She said yes to his marriage proposal.”(彼のプロポーズを受け入れた)のように使います。
動作としての表現と出来事としての表現を使い分けましょう。
“Will you marry me?” は「僕と結婚してくれますか?」という意味の、英語で最も王道なプロポーズフレーズです。
一見すると単なる疑問文ですが、実際には「あなたと人生を歩みたい」という強い意志や誠意が込められた告白表現です。ストレートで真剣な思いが伝わるため、英語圏だけでなく世界中で広く使われています。
プロポーズの決定的な瞬間にふさわしい一言です。
プロポーズの英語表現には、カジュアルなものからフォーマルなものまで幅があります。たとえば、親しい間柄で気負わず伝えたいときは“Let’s get married.”(結婚しよう)が自然です。
一方で、格式ある場面や改まった雰囲気では “Would you do me the honor of becoming my wife?”(私の妻になっていただけますか)といった丁寧で重みのある表現が好まれます。
相手との関係性や場の雰囲気に応じて、適切な言い回しを選びましょう。
英語でのプロポーズには、短くて覚えやすく、気持ちがまっすぐ伝わる定番フレーズがあります。ここでは代表的な表現を紹介します。
まず覚えておきたいのが、短くシンプルで使いやすい定番フレーズです。
“Will you marry me?”は王道中の王道です。他のフレーズも覚えやすく、英語に不慣れな方でも安心して使える表現です。
ストレートに想いを伝えるからこそ、心に響きやすく、プロポーズの場面にもぴったりです。
ロマンチックな雰囲気で想いを伝えたいなら、感情がこもった詩的なフレーズが効果的です。
これらのフレーズは、将来を約束するような深い愛情を伝えられます。真剣さと情熱を感じさせる一言であり、忘れられないプロポーズにしたい方におすすめです。
ユーモアやセンスを重視したいなら、少しひねりのあるフレーズがおすすめです。
これらは比喩を使ったロマンチックでおしゃれな一言で、喜びと感謝の気持ちをユーモラスに伝える表現です。堅苦しくなりすぎず、印象に残るプロポーズをしたい方にぴったりです。
映画やドラマには、心を打つ名プロポーズセリフが数多く登場します。ここでは、実際に使える名言とその魅力をご紹介します。
映画・ドラマ名 | 英語の名セリフ | 日本語訳 | 使いどころ・印象 |
ザ・エージェント Jerry Maguire | You complete me. | 君は僕を完成させてくれる | シンプルで力強く、「君が必要」という想いが伝わる名言 |
君に読む物語 The Notebook | I promise to never forget that this is a once in a lifetime love. | この愛が一生に一度のものだと忘れないことを誓うよ | ロマンチックで詩的。静かな演出や手紙の一文にぴったり |
セックス・アンド・ザ・シティ Sex and the City | You’re the one. | あなたしかいない | 端的ながらも強い想いを伝える表現。目を見て静かに言いたい一言 |
プラダを着た悪魔 The Devil Wears Prada | I’d do anything to be with you. | 君と一緒にいられるなら、何だってする | 実際に使われたシーンはプロポーズではありません。しかし、情熱的で真剣な気持ちを強調したいときに使えるセリフ |
アバウト・タイム About Time | I never want to be apart from you again. | もう二度と君と離れたくない | 別れやすれ違いを乗り越えた後のプロポーズに感動を添える一言 |
これらのセリフは、登場人物たちの深い愛情や葛藤を経たうえで発せられるため、言葉に重みがあります。実際のプロポーズに使う際は、相手との関係性や過ごしてきた時間を思い返しながら、心を込めて伝えるのがポイントです。
映画のような感動を演出したい人にぴったりの言い回しです。
映画やドラマの名セリフは、登場人物の心情や物語の流れと深く結びついています。たとえば『ザ・エージェント』の“You complete me.” は、主人公が人生の成功よりも大切な「愛」に気づき、心からの想いを伝える場面で使われます。
セリフ自体は短いですが、背景には葛藤と成長があり、聞く側の心を強く揺さぶります。こうしたセリフを実際に使うときは、雰囲気や空気感づくりが鍵です。
静かな場所や目を見て言える距離感を選びましょう。映画のワンシーンを再現するような演出を取り入れると、より印象に残るプロポーズになります。
また、自分の言葉として自然に言えるよう、事前に練習しておくと安心です。相手が映画好きなら、作品名を伝えてから引用するのも効果的です。
英語でプロポーズする際は、言葉選びだけでなく、文法の正しさや文化的な違いにも注意が必要です。ここでは重要なポイントを解説します。
「marry」と「get married」はどちらも「結婚する」という意味ですが、使い方に違いがあります。
marry は他動詞で、「marry+人」と表現します。たとえば “Will you marry me?”(僕と結婚してくれますか?)のように使います。
一方、get marriedは「結婚という状態になる」という意味で、たとえば“We got married last year.”(私たちは昨年結婚しました)という表現になります。
with を付けて “marry with”と言うのは誤用なので注意が必要です。
英語圏では、愛や気持ちをはっきり言葉で伝える文化が根づいています。そのため、「結婚してほしい」という意思を曖昧にぼかした表現では、真剣さが伝わらないこともあります。
たとえば「なんとなく一緒にいたい」ではなく、“I want to marry you.” や “I can’t imagine my life without you.”のように、はっきりと愛情や意志を示すのが自然です。
また、演出面でもストレートな演技や演出が好まれる傾向があります。日本のような“察する文化”とは異なるため、言葉と態度の両方でしっかりと気持ちを伝えることが大切です。
プロポーズの成功には、タイミングと語調の選び方がとても重要です。あまりにも突然すぎると相手が驚いて戸惑ってしまうため、事前に「将来の話」や「結婚観」などを自然な会話に織り交ぜ、心の準備を促すのが効果的です。
また、丁寧な語調にしたい場合は“Would you marry me?” や “Would you do me the honor of being my wife?” などの表現を選ぶと、落ち着いた誠実な印象を与えられます。
緊張せずに気持ちを伝えるには、静かでリラックスできる場所や、ふたりにとって思い出深いタイミングを選ぶと安心です。セリフだけでなく、雰囲気や流れにも心を配りましょう。
あなたにぴったりの英語プロポーズはどのタイプでしょうか。以下のチェックリストで、当てはまる項目が多いものを選んでください。
▶おすすめフレーズ
“Will you marry me?”
“Please marry me.”
▶おすすめフレーズ
“Please give me the duplicate key to your heart.”
“You make me the happiest man alive.”
▶おすすめフレーズ
“I want to spend the rest of my life with you.”
“You complete me.”
▶おすすめフレーズ
“Let’s get married.”
“I love you. Marry me.”
この診断を参考に、自分らしい言葉とスタイルで、心に残る英語プロポーズを実現してみてください。ご希望であれば、PDF形式で印刷用デザインにもできます。
英語でプロポーズを考えるとき、不安や疑問を感じる方も多いはずです。ここではよくある質問に答えながら、失敗しないためのヒントを紹介します。
短くてシンプルなフレーズを選ぶのがおすすめです。たとえば “Will you marry me?” や “Let’s get married.” など、ストレートで覚えやすい表現なら気持ちも伝わりやすく安心です。
事前に何度か声に出して練習することで、自信がつきます。どうしても不安な場合は、メッセージカードや手紙に書いて渡すのも立派なプロポーズの形です。
相手や場面によりますが、大切なのは言語よりも誠意です。英語で気持ちを伝えた後に日本語で補足するなど、両方を組み合わせても好印象です。
相手の文化や価値観に敬意を払うことは大切です。どんなスタイルが喜ばれるか、普段の会話からヒントを得て、無理のない形で気持ちを伝えましょう。
英語でのプロポーズは、言葉の美しさだけでなく、想いと演出が合わさることで心に響くものになります。大切なのは完璧な英語ではなく、「あなたに伝えたい」という気持ちです。
シンプルなフレーズでも、タイミングや雰囲気、そしてあなたらしさが加わることで、一生忘れられない瞬間になります。ぜひこの記事を参考に、あなたの想いがしっかり届く最高のプロポーズを実現してください。
英語でのプロポーズが決まったら、次は最高のシチュエーション選びがカギになります。神戸には、夜景・海・異国情緒がそろったロマンチックなスポットが満載です。
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プロポーズを決めたら、ぜひ一度ご相談ください。