前撮りは、ラブラブなシーンから面白い場面まで、さまざまな様子を撮影してもらえます。
しかし、希望するポーズをどうやってカメラマンに伝えたらよいのかと、悩んでしまいますよね。
希望するポーズを伝えるために使えるアイテムとして、撮影指示書があります。
イメージする写真を見せながらカメラマンに伝えられるため、おすすめのアイテムです。
今回は、前撮りで使える指示書について解説します。また撮影シーンで活かせる面白いポーズも紹介しているため「ロマンチックな雰囲気だけではなく、個性も出したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式の前撮りは「別撮り」とも呼ばれ、結婚式当日とは別日に撮影することを指します。
式当日に比べて、ゆっくりと落ち着いて写真撮影ができるため、選ばれるカップルが多くいます。
ロケーションや衣装も選べるため、撮影前に2人でどのようにしたいかを話し合うことが大切です。
具体的には、以下の内容を決めるとよいでしょう。
前撮りの種類は、スタジオ撮影かロケーション撮影の2つがあります。
スタジオ撮影は、屋内のスタジオで前撮りを行います。天候に左右されず、ヘアメイクが崩れる心配もありません。
ロケーション撮影は屋外で行う前撮りのことで、2人の思い出の場所で撮影できます。また桜や紅葉の時期など、好きな時期が選べます。
衣装は、ウェディングドレスやタキシード、和装で行うことがほとんどです。式場で前撮りする場合、ヘアセットやメイクは本番と同じようなリハーサルを行います。
ただし撮影スタジオやロケーション撮影は、リハーサルに対応していない場合があるため、イメージを具体的に伝えましょう。
前撮りをしようと決めたら、半年前から動き出すことをおすすめします。1~3か月前からになると、希望する撮影日に予約が取れなくなる恐れがあるためです。
前撮りの半年前までに結婚式場の会場を決め、スタジオを使いたい人は予約を済ませましょう。
3か月前から、ブライダルエステ探しやセルフケアを始めると、前撮り当日綺麗に映れます。撮影1か月前になったら夜更かしは控えめにして、生活習慣や睡眠を整えましょう。
撮影前にどのようなポーズにしたいかを2人で話し合い、カメラマンに希望を伝えられるようにしましょう。
前撮りで活かせるポーズは数多くあるため、どのような方向性にするかを決めてみてください。
また「撮りたくないポーズや構図」も同時に決めておくと良いでしょう。たとえば「キスシーンは撮りたくない」など具体的に挙げることが必要です。
前撮りのポーズの決め方はさまざまありますが、以下の方法がおすすめです。
とくに20~30代中心にInstagramを活用している方が多くいるため、前撮りや結婚式の写真が豊富にそろっています。
それぞれの方法についてみていきましょう。
一般的な前撮りのポーズを知りたい方は、画像検索を利用してみてください。
画像検索で「前撮り ポーズ」と検索すると、多くの関連写真が出てきます。
「アイデアは決まってないけど、どのようなポーズがあるかをたくさん知りたい」と思っている方におすすめの方法です。
Instagramは「写真映えするエモい写真が撮りたい」と思っている方におすすめで、プレ花さんや卒花さんが多く利用しているプラットフォームです。
ハッシュタグで「#前撮り」「#ウェディングフォト」と検索することで、おしゃれな写真が数多く出てきます。
「ポーズの方向性がある程度定まっているけど、おしゃれな写真をたくさん撮りたい」と思っている方に向いている方法です。
既婚者の友達がいたら、前撮りの様子やポーズについて聞いてみてもよいでしょう。
友達から前撮りの写真を見せてもらうことで、実際の前撮りのイメージがつかみやすくなります。
ポーズのことだけではなく、前撮りの流れや体験談など気軽に聞けるため、身近にいる方は相談してみてください。
フォトウェディングサービスのホームページには、担当したカメラマンの写真をポートフォリオとして載せています。
どのようなポーズで撮っているかわかるため、使ってみたいサービスのホームページをのぞいてみてください。
たとえばStudio KOBEの公式ホームページでは、撮影ギャラリーの中に実際撮った写真が数多く掲載されています。
スタジオとロケーションの両方に対応しているため、神戸で前撮りしたいと考えている方は参考にしてみてください。
前撮りでラブラブな写真だけではなく、面白いポーズで撮りたいと思ったら、以下のポーズを取り入れてみてください。
身近な小物で、真似しやすいポーズをそろえました。
それぞれ見ていきましょう。
トリックフォトの撮り方を覚えることで、簡単に面白い写真が撮れます。
たとえば「遠近法」を活用するとよいでしょう。大きく写したいときは手前で、小さく写したいときは奥の方に配置してみてください。
また光の当たる方向や陰を意識すると、写真のクオリティがあがります。
フォトインフォトは「写真を写真に残す」撮り方のことです。
スマートフォンに映る2人の画面をカメラマンに撮ってもらったり、現像した写真をさらにカメラで撮ったりします。
個性的に見えるため、前撮りだけではなく結婚式のポーズに取り入れているカップルが多くいます。
ジャンプショットは少し体力を使うポーズですが、楽しさが伝わる1枚が残せます。
和装は重さがあって大変ですが、思い切ってジャンプしてみましょう。
面白いものが好きなカップルに人気なポーズが、かめはめ派です。花嫁のパワーに新郎が吹っ飛ばされる構図になるため、見ているだけで頬が緩む写真になります。
2人の演技力が試されるため、恥ずかしがらずに全力でやることがポイントです。
前撮りを面白いポーズで撮るときは、以下の小物を用意すると写真映えします。
2人それぞれの小指に赤い糸をつけることで、ロマンチックな雰囲気かつ個性的な写真が撮れます。
赤い糸は、100円均一の赤いフェルトと針金を通すことで完成します。
自由自在に好きな形で作れるため、ハートや文字(Loveや寿など)を作ってみるとよいでしょう。
和装で前撮りする場合、習字で「夫婦」「結婚しました」など結婚に関する文字を書いてみると、インパクトのある写真に仕上がります。
より個性的な写真に仕上げたい方は、アニマルマスクがおすすめです。キツネやウサギなど、好きな動物のお面をつけると、ほっこりとした雰囲気にもなります。
動物好きな2人ならではのマスクを選んで、笑顔があふれる写真にしましょう。
2人にとって思い入れのあるぬいぐるみを使うことで、個性が出しやすくなります。
ただぬいぐるみを持つだけではなく、動きがあるように置いてみてください。
配置に迷ったら、カメラマンに相談するのもひとつの方法です。
小さい頃の写真は、成長が一目でわかるため感動できるアイテムです。
面白くするためには、変顔をしている写真などユーモアがあるものを選びましょう。
また当時の変顔と同じように撮ってみることで、ほっこり感も出せます。
ハートのめがねは、前撮りでも人気が高いアイテムです。とくに和装のときに使うと、神聖な雰囲気から、はっちゃけた印象になります。
写真にメリハリをつけたい方にも、おすすめです。
前撮りで希望するポーズをうまくカメラマンに伝えるときは、指示書を用意しましょう。
こちらでは指示書の解説と、指示書があることのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
撮影指示書とは「結婚式の写真をどのように撮りたいかを、カメラマンに伝えるための書類」です。
たとえば「前撮りでは○○のようなシーンを入れてほしい」「面白いポーズを入れたい」など希望を伝えるのに役立ちます。
指示書は必須ではありませんが、以下のメリットがあります。
希望するポーズを記載することも大切ですが、撮ってほしくないポーズもあわせて伝えることで、後悔することなく記念に残る写真撮影ができます。
遠慮せずに、できるだけ具体的に書いた指示書を作成してみましょう。
撮影指示書は、ポーズやアイテムなど情報収集が必要になるため、作成に時間がかかるデメリットがあります。
また指示したい内容が多くなりすぎたりすると「本当はどのように撮りたいのか」を見失う恐れもあります。
指示したい数の上限を決めて、カメラマンに自由に撮ってもらう部分を残すなど、細かくなりすぎないことが大切です。
撮影指示書は、以下の手順に沿って作りましょう。
InstagramなどのSNSを活用して、結婚式場やカメラマンのホームページを確認しながら写真のイメージを固めましょう。
またブライダルアイテムのパンフレットや結婚情報誌を眺めてみると、イメージが浮かびやすくなります。
写真のイメージが見つかったところで、結婚式当日の時系列に並べる作業を行います。
プリントアウトした画像や雑誌の切り抜きを、パワーポイントなどに並べてみてください。
カメラマンとメールでやりとりする場合はデータ、対面で打ち合わせがあるときは紙で用意するのがおすすめです。
時系列に並び終えたら、どのように撮ってほしいのかを簡単なコメントで残しましょう。
写真1枚につき、100文字程度で説明すると伝わりやすいです。
撮影指示書を作るときは、以下のポイントをおさえましょう。
2人で話し合いながら希望するポーズは絞っておき、あとはカメラマンにおまかせするスタイルがおすすめです。
カメラマンは、2人のベストショットを逃さないように動くため、ガチガチに指示を作りすぎないことが大切です。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
指示書の書式は決まっておらず、一般的に1〜3枚におさめる人が多い傾向です。
希望が多すぎてしまうと時間内に撮影できないため、伝えきれる量にしましょう。
指示書ができあがったら印刷して、カメラマンに渡しましょう。
またカメラマンが持ち運びしやすいように、できるだけコンパクトなサイズで作ることをおすすめします。A4サイズにとどめ、大きくなりすぎないサイズで作りましょう。
指示書とは別に、好きな雰囲気の写真をカメラマンに渡してもよいでしょう。
カメラマンとイメージが共有できることで、指示書にないシーンも残せる可能性があります。
カメラマンの腕を信頼して、ある程度自由に撮ってもらうことも大切です。
撮影指示が多くなりすぎてしまうと、カメラマンがどのシーンを優先して撮ったら良いのか困惑してしまいます。
大切な瞬間を逃さないためにも、こだわりや指示を決めすぎないように意識しましょう。
今回は、撮影指示書の作り方と、撮影に活かせる面白いポーズを紹介しました。
ポーズを決めるときは検索やSNSを使い、写真を集めるなどの準備が必要です。
希望するポーズやこだわりを決めることは重要ですが、細かすぎてしまうと本当に撮りたいシーンがわからなくなる恐れもあります。
撮りたいポーズの優先順位を整理して、好きな写真の雰囲気を使いながら、カメラマンに希望を伝えましょう。
studio KOBEでは、スタジオや神社で撮影ができます。
2人だけではなく、家族や友人と一緒にユーモアな雰囲気で撮影したい方は、今回紹介した面白いポーズを参考にしてみてください。