恋人に一世一代の愛を伝える、プロポーズ。しかし、残念ながらプロポーズを断られるどころか振られてしまうケースもあるのだとか。
せっかく勇気を出してプロポーズするのなら、前向きな返事をもらいたいですよね。そこで今回は、プロポーズで振られる原因と、実際に振られた後にすべきことについて解説します。
一生分の勇気を振り絞って結構するプロポーズですから、ぜひとも恋人から前向きな返事をもらいたいですよね。
しかし、残念ながらプロポーズを機に振られてしまうことがあります。
ありがちなのが、プロポーズを断られてしまった結果2人の関係が悪化してしまい、そのままお別れとなってしまうパターン。プロポーズを断られるどころか、最終的に破局してしまうこともあるのです。
ですが、プロポーズで振られる原因を事前にいくつか知っておけば、最悪の事態を回避できる可能性が上がります。次章以降の内容を参考にし、プロポーズの計画を立てるにあたって、ぜひ参考にしてください。
では、なぜプロポーズで振られてしまうのでしょうか。考えられる具体的な原因をピックアップしました。
振られてしまう原因としてまず考えられるのが、プロポーズのタイミングが早すぎることです。焦ってプロポーズしたものの、恋人はまだ心の準備ができておらず、そのまま関係が悪化してしまうことがあります。
「もう今年で30代後半になるから」という年齢的な理由や「もう交際がはじまって3年だから」などの節目のタイミングを迎えたという理由で、プロポーズを焦ってしまう方は少なくありません。
しかし、恋人も同じように考えているとは限りません。また、プロポーズにおいて本当に大切なのは、2人が将来について真剣に考え、お互いが覚悟を決めた上で実行することです。
「早く恋人と結婚したい」という独りよがりな考えは避け、2人にとって最も良いタイミングでのプロポーズを実現しましょう。プロポーズで振られる確率は、グッと下がりますよ。
反対に、プロポーズのタイミングが早すぎることも、プロポーズで振られる原因の一つとして考えられます。
例えば、恋人が以前から結婚願望を持っており、あなたからのプロポーズを待っていたとしましょう。しかし、あなたにプロポーズや結婚の覚悟を持てずずるずると先延ばしにしてしまった結果、愛想を尽かされて振られてしまうことが考えられます。
特に女性の場合は、育児や出産なども考慮して「30歳までには結婚したい」などの節目のタイミングを設けていることが少なくありません。
このようにプロポーズのタイミングが遅い場合や、先延ばしにしてしまった場合も、恋人に振られる可能性があります。
なお、もしあなた自身がプロポーズや結婚を躊躇っている場合は、思い切って恋人に相談することが大切です。うやむやにせず、「なぜ今プロポーズを考えられないのか」を腹を割って話せば、振られずに済む可能性はあるでしょう。
恋人があなたを結婚相手として考えられなかったことも、プロポーズで振られる原因です。
もしあなたに「いつも夜遅くまで飲み歩いている」などの事情がある場合、恋人はあなたとの結婚に不安を覚えるでしょう。「カップルとしてならいいけれど、結婚するのは不安……」と結婚を躊躇ってしまうかもしれません。
結婚は単なる交際と違い、さまざまな責任が付きまといます。子どもを授かった場合は、2人で責任を持って育てていかなければなりません。そのようなとき、「パートナーが結婚後も独身の頃と同じように飲み歩いていたら」と想像すると、この先が不安になりますよね。
このように、何らかの理由で「結婚相手として考えられなかった」ことによって、プロポーズ時に振られてしまうことがあります。
恋人があなたに不信感を持っている場合も、プロポーズで振られる可能性があります。
もしあなたが「過去に浮気をしたことがある」「日常的によく嘘をつく」など、信頼を損なう言動をとっていた場合、恋人は不信感からあなたとの結婚を考えられなくなってしまうでしょう。
結婚は楽しいことばかりではありません。時には困難に直面し、いかなる場合も2人で乗り越えていかなければなりません。
不信感のある人と困難を乗り越えるのは、難しいですよね。また、浮気の前科があれば、恋人があなたに対して「結婚後に不貞行為を起こさないか」という不安を抱いてしまう可能性もゼロではありません。
このように、恋人があなたへの不信感を持っていることで、プロポーズ後に振られてしまうことは十分に考えられます。
別れを避けるためには、日頃から信頼を損なう言動は控えましょう。もし前科があるのであれば、言い訳をせずしっかりと謝罪することが大切です。
実は恋人自身がもともとあなたと別れようとしていたことも、プロポーズで振られる原因として考えられます。
特に長年付き合っているカップルですと、別れを切り出すタイミングを見失いやすい上、情が働いてなかなか別れを切り出しにくいですよね。結局ずるずる付き合ったものの、プロポーズされたことをきっかけに、恋人側に別れる決心が生まれることがあります。
このような事態を避けるために大切なのは、「別れたい」と思わせる原因を作らないこと。
例えば、交際年月が経つにつれて恋人を思いやる気持ちをおざなりにしてしまった結果、恋人が別れを決めるパターンがあります。また、あなたへの小さな不満が積み重なって、愛想を尽かすこともあるでしょう。
プロポーズで振られるという最悪な事態を避けるために、まずは知らず知らずのうちに恋人に嫌な思いをさせていないかを振り返ってみましょう。心当たりがある場合は、これを機にぜひ自身の言動を改めてみてください。
あなたが経済的に不安定であることも、プロポーズで振られる原因になり得ます。
例えばあなたが定職につかず、就職活動もせずフラフラとしていれば、恋人はあなたとの結婚を考えにくくなるでしょう。定職についていたとしても、浪費癖やギャンブル癖がある場合は同様です。
婚約・結婚には結婚式を含め約400万円かかると言われています。さらに、これから子どもを授かる場合は子育てにも莫大な費用が必要です。結婚後の生活には何かとお金がかかるため、交際時にはさほど気にならなくても、結婚するとなると金銭的な問題を無視できなくなるのです 。
もしあなたが経済的に不安定な場合、プロポーズよりもまずは経済面を安定させることを意識しましょう。定職についていない場合は就職活動に取り組み、貯金がない場合は無駄な出費を見直してください。
そもそも恋人に結婚願望がなかったことも、プロポーズで振られる1つの要因です。
長年付き合ったなどの事情があっても、 必ずしも恋人に結婚願望があるとは限りません。 恋人の気持ちを考えず、自分本位のプロポーズによって破局に至るケースがあります。
なお、「結婚願望がない」とひとことで言っても、その詳細はさまざまです。「そもそも結婚をしたくない」という意見もあれば、「いつかは結婚したいけれど今は考えられない」というタイミングの問題も考えられるでしょう。
破局を避けるには、プロポーズ以前に日頃から将来について2人で話し合っておくことが大切です。その際、結婚の話題に対して良い反応が得られれば、恋人は前向きに考えてくれていると判断してよいでしょう。
恋人の反応がイマイチな場合は、その真意を探りましょう。何に不安を感じているのか、どのような部分が引っ掛かっているのかにしっかりと耳を傾けることで、これからの将来に向けてすべきことが見えてきます。
闇雲にプロポーズするのではなく、しっかりと相手の結婚願望の有無を把握しておくことが大切です。
恋人自身にやりたいことがある場合も、プロポーズで振られることがあります。
「他に頑張りたいことがある」という理由で破局してしまうカップルは、少なくありません。特に女性の場合、どうしても妊娠・出産によって自分の時間が制限される傾向にあり、結婚を躊躇うことがあります。
よって、「いつかは結婚したいと思っていたけれど、今はまだ自分のやりたいことに専念したい」という理由で、プロポーズを機に別れを切り出してしまうケースは少なくないのです。
もしあなたがプロポーズ後「やりたいことがある」という理由で振られてしまった場合は、今後について落ち着いて話し合いましょう。あなたにもし「別れたくない」という強い想いがあるのであれば、恋人の夢を可能な限りサポートする旨を伝えてみてはいかがでしょうか。
では、実際にプロポーズで振られてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。ここでは、プロポーズで振られてしまった場合にすべきことについて紹介します。
闇雲に動いてもむしろ事態を悪化させてしまう可能性があります。まずは落ち着いて、本記事の内容にひとつずつ確実にステップを踏みましょう。
愛する恋人にプロポーズした結果、フラれてしまっては大変ショックですよね。何よりまずはあなたの心を休ませることが大切です。心が不安定なまま慌てて行動しても、むしろ逆効果になってしまうでしょう。
「どうしてこんなことになってしまったのだろう……」と考え込んでしまうかもしれませんが、まずは心を休ませるのが最優先。心が落ち着くまで、しっかりと休みましょう。
少し気持ちを落ち着けたら、なぜ振られてしまったのか、その原因を振り返りましょう。
プロポーズで振られてしまうのには、必ず原因があります。恋人とヨリを戻すためには、まず「なぜ振られてしまったのか」を自覚する必要があります。少々辛いことではありますが、グッと堪えて自分の欠点と向き合いましょう。
可能であれば恋人に振った理由を直接尋ね、原因を探ってください。
ただし、恋人が答えてくれない、あるいは当たり障りのない回答をするケースもあります。その場合は、本記事の内容を参考に、考えられる原因をリストアップしましょう。
続いて、リストアップした「振られた原因」の克服に向けて行動しましょう。
原因を克服しないままヨリを戻しても、また同じ結果になってしまう可能性が高いでしょう。闇雲に恋人に連絡する前に、まずはしっかりと振られた原因を克服しましょう。
例えばあなたの浪費癖が原因で振られた場合は、出費を抑える、貯金をするなどの努力が必要です。家計簿アプリや、給与から一定金額を自動で貯金できる「定期預金」などの便利なツールに頼るのも一つの手ですよ。
このように、振られた原因の克服に努めましょう。
振られた原因が相手にある場合は、自分磨きに打ち込むのも一つの手です。
ネガティブな気持ちを引きずり続けては、あなたの魅力が半減してしまいます。恋人に対するいろいろな感情を抱えている段階ではあると思いますが、まずは恋愛以外のことに打ち込みましょう。
例えば、仕事を頑張る、新しい趣味を見つけるなどの方法があります。仕事で成果を出して昇進すれば、自分に自信がつく上、結婚に欠かせない経済的な豊かさも手に入れられるでしょう。新しい趣味を見つけて気分転換するのもおすすめです。
このように、恋愛以外のことに打ち込むことで落ち込みが軽減されると、いつもの魅力的なあなたに戻ります。恋人とヨリを戻す勇気も、湧いてくるのではないでしょうか。
以上、プロポーズで振られる原因と、実際に振られた後にすべきことについて解説しました。
念入りに準備したプロポーズであっても、残念ながら相手に振られてしまうケースはゼロではありません。振られてしまった場合にあなたにできることは、焦らずゆっくりと関係修復に努めることです。
根気よく双方の話を聞き、誰もが納得できるような理解を得ることが大切です。そうすることで、より良い方向へ進むことができるのです。