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【徹底解説】エンゲージカバーセレモニーとは?やり方やポイントも紹介

2022.09.12 TOPICS

指輪交換のあとに新郎が新婦に婚約指輪を渡す「エンゲージカバーセレモニー」。「2人の永遠の愛に封をする」という意味が込められています。また、ゲストに婚約指輪をお披露目する機会として用いられるケースも多いです。 

そこで今回は、エンゲージカバーセレモニーのやり方やポイントについて解説します。実際にエンゲージカバーセレモニーをするときの参考になる話ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください。

エンゲージカバーセレモニーとは

結婚式で行われる婚約指輪を使った演出の「エンゲージカバーセレモニー」。指輪交換で着けたばかりの結婚指輪に封をするように、上から婚約指輪を重ねて着けます。「2人の愛と絆に永遠に蓋をする」というロマンチックな意味が込められているので、海外ウエディングでも多くのカップルが取り入れています。 

また、ダブルリングセレモニーとも呼ばれています。新郎が新婦に改めて婚約指輪を贈ることで、「2人の幸せに蓋をする」ことができるのです。なお、最近は結婚指輪との重ね着けが想定されたデザインの指輪が増えています。 

挙式に取り入れたいと考えている場合は、重ねて着ける場面を意識したリングを選ぶのがおすすめです。一生の思い出に残る結婚式にするためにも、ぜひ取り入れてください。

エンゲージカバーセレモニーのメリット

ここからは、エンゲージカバーセレモニーのメリットについて解説します。 

エンゲージカバーセレモニーのメリットとしては、次のものが考えられます。

  • ゲストに婚約指輪をお披露目できる
  • 挙式・披露宴の演出として気軽に取り入れられる
  • オリジナリティあふれる演出がしやすい

ゲストに婚約指輪をお披露目できる

ゲストに婚約指輪をお披露目できるのがメリットです。結婚指輪は挙式の指輪交換で使われるため、ゲストの目に触れる機会があります。しかし、婚約指輪は2人がお披露目する場を設けない限り、注目を浴びることがありません。 

せっかく彼が用意してくれたのに、お披露目できないのはもったいないですよね。結婚指輪の上から婚約指輪を重ねて着けるため、ゲストに対して婚約指輪を紹介できます。そのため、パートナーがくれた大切な婚約指輪をゲストにお披露目したい人におすすめです。 

2人の婚約の証である婚約指輪をお披露目できるので、新郎・新婦にとっても思い出に残る瞬間になること間違いなしです。挙式に盛り込んで、2人の宝物である婚約指輪をゲストにお披露目しましょう。

挙式・披露宴の演出として気軽に取り入れられる

挙式・披露宴の演出として気軽に取り入れられます。せっかくゲストを招待して挙式を行うなら、楽しんでもらうためにも多くの演出を取り入れたいですよね。また、準備するものが多い演出は簡単に取り入れられません。 

しかし、基本的に結婚指輪・婚約指輪・リングピローの3点を用意すれば行えます。そのため、挙式や披露宴の演習を増やしたいと考えている新郎・新婦におすすめです。特に演出にこだわりがない方や、少人数の披露宴を予定している方も取り入れやすいです。

それほど時間がかからないため、挙式の流れに組み込んでも時間調整をする必要がありません。費用を節約したいけれど演出の数を増やしたい方は、ぜひ活用してください。

オリジナリティあふれる演出がしやすい

オリジナリティあふれる演出をしやすいのが魅力です。特に方法に決まりがあるわけではないので、結婚指輪や婚約指輪の運び方にアレンジを加えても良いでしょう。また、照明で演出を加えたり音楽を流したりすると挙式を盛り上げられます。

さらに、最近はサプライズで行うケースが増えています。新婦に内緒で改めてプロポーズするサプライズを計画すれば、より思い出に残る式になるはずです。誓いのキスを取り入れて、自分たちらしい挙式にアレンジするのもおすすめです。 

和装の挙式でも取り入れられるケースがあります。そのため、神前式や和婚を検討しているカップルもぜひチェックしてください。彼からもらった大切な婚約指輪をお披露目して、晴れて夫婦になったことをゲストたちに報告しましょう。

エンゲージカバーセレモニーはいつ行う?

ここからは、エンゲージカバーセレモニーをいつ行うべきなのかについて解説します。 

エンゲージカバーセレモニーを行うタイミングとしては、次のものが考えられます。

  • 挙式
  • 披露宴

挙式

人前式で結婚指輪交換をしたあとにそのまま行われるケースが多いです。司会者が演出の意味を伝え、指輪交換をした後に婚約指輪を新郎が新婦に渡す流れで行われます。新郎が新婦に婚約指輪を渡したあとは、2つの指輪をゲストにお披露目します。 

なお、2つの指輪をゲストにお披露目するときに、新郎から新婦に改めて愛を伝える演出をサプライズで加えるのがおすすめです。また、2つの指輪をゲストにお披露目したときに写真撮影の時間をもうけるケースもあります。

披露宴

お色直しのあとの再入場時に行われるケースもあります。階段がある会場なら、階段で2人が落ち合う場所で行えます。落ち合う場所でゲストに見守られながら指輪のお披露目をすれば、感動的な瞬間になること間違いなしです。落ち合う場所が1段高くなっている会場なら、シャッターチャンスとしても使えます。 

また、会場に階段があるなら、階段から降りてくる途中に行うのもよいでしょう。階段から降りてくる途中に行えば、新婦がプリンセスになったような感覚を味わえるので、ロマンチックな雰囲気にしたい方はぜひ参考にしてください。

ケーキカットでゲストが新郎新婦の近くに集まるときに行うのもおすすめです。和婚の場合は、鏡開きや水合わせの儀の際に行うケースもあります。サンドセレモニーやルミファンタジアなどの演出として加えれば、ロマンチックな空間になること間違いなしです。 

挙式中ではなく披露宴や結婚式の二次会の演出として取り入れられるケースもあります。ウェルカムスピーチの後に加えれば、挙式の緊張感を残した状態で行えます。そのため、挙式の雰囲気を残した状態で行いたい方は、ぜひウェルカムスピーチの後に取り入れてください。 

披露宴で行う場合は、プロポーズの再現を取り入れるのがおすすめです。プロポーズの再現は少し恥ずかしいかもしれませんが、プロポーズ時の緊張感と幸せをもう一度味わえます。プロポーズの言葉とともに指輪をはめてあげれば、感動的なエンゲージカバーセレモニーになるのでぜひ参考にしてください。

エンゲージカバーセレモニーのやり方

挙式でのエンゲージカバーセレモニーのやり方は以下の通りです。

  1. 司会者が指輪交換の案内をする
  2. 結婚指輪を交換する
  3. 司会者が演出の説明を行う
  4. 新郎が婚約指輪を新婦の左手薬指にはめる
  5. ゲストに婚約指輪をお披露目する
  6. 場合によっては撮影タイムが設けられる

なお、流れには特に決まりがありません。そのため、自分たちらしいセレモニーになるように工夫を凝らしましょう。また、披露宴や二次会に取り入れる場合は、挙式で行うときと流れが異なる場合があります。

エンゲージカバーセレモニーのポイント

エンゲージカバーセレモニーを行う際は、次のポイントに気をつけましょう。

  • エンゲージカバーセレモニーに対応してくれるか確認する
  • ゲストにエンゲージカバーセレモニーの意味を説明する
  • 3つの指輪を置けるリングピローを用意しておく
  • 音楽や照明などの演出にこだわる
  • サプライズエンゲージカバーセレモニーもおすすめ

挙式や披露宴の中に取り入れようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

エンゲージカバーセレモニーに対応してくれるか確認する

挙式に取り入れたい場合は、会場やスタッフが対応してくれるかを確認しましょう。また、人前式で行われるケースが多いですが、必ずしも行えるとは限りません。

そのため、キリスト教式で行いたい場合でも、対応しているかどうかを事前に確認しましょう。なお、会場によってできる演出は異なるので、スムーズに進めるためにも事前に会場に確認してください。

ゲストにエンゲージカバーセレモニーの意味を説明する

シンプルな演出でありながら汎用性が高いため、式に取り入れたいと考える新郎・新婦が増えています。しかし、指輪交換や誓いのキスに比べて日本ではそれほど浸透していません。そのため、挙式や披露宴に取り入れる場合は、ゲストに対して配慮する必要があります。 

挙式の中で行う際は、司会者やスタッフからゲストに行う意味を説明してもらいましょう。また、キリスト教式の場合は、牧師や新婦から説明してもらうのがおすすめです。 

なお、ゲストに年配の方が多い場合は、挙式の内容や取り入れる意味をまとめたペーパーを各席に配るとよいです。ゲストにとっても幸せな時間になるように、プランナーやスタッフと相談しながら決めましょう。

3つの指輪を置けるリングピローを用意しておく

取り入れる場合は、指輪交換で使う結婚指輪2つと婚約指輪1つの合計3つの指輪が置けるリングピローを用意する必要があります。通常のリングピローだと2つしか置けない場合があるので、3つの指輪を置けるリングピローかどうかチェックしてください。 

指輪交換に比べて認知度が低いため、3つの指輪を置けるリングピローはあまり売られていません。そのため、購入できなかった場合は、セレモニーのために手作りするのもおすすめです。 

クッションの型に合わせて用意した布に綿を詰めて縫い合わせ、指輪をひっかけるためのリボンとパールを付けます。あとは、レースや造花などで周りをかざるだけで完成です。

ボックス型のリングピローの場合は、箱に造花やグリーンモスを敷き詰め、指輪を置くためのパールを挿したら完成です。裁縫や工作が苦手な方でも作りやすいので、ぜひ2人で協力しながら作成してください。 

また、市販のジュエリーケースやガラスケースを使ってカスタマイズするのもよいでしょう。透明なガラスケースを用いれば、ゲストから指輪が見えるのでお披露目しやすいです。ジュエリーケースをカスタマイズしてリングピローにすれば、使った後も記念のジュエリーケースとして使えます。 

プロポーズ時に使ったものと同じリングボックスなら、プロポーズの再現をしやすいです。雰囲気のある見た目でおしゃれなうえに、プロポーズ時のことを思い起こせるので、ゲストの感動も倍になるはずです。 

さらに、使ったあとも記念グッズとして飾っておけます。なお、披露宴や二次会で行う場合はすでに結婚指輪をはめています。そのため、指輪1つ用のリングピローを用意しましょう。2人にとって一生の思い出に残る挙式にするためにも、ぜひ参考にしてください。

音楽や照明などの演出にこだわる

音楽や照明などの演出にこだわるのもおすすめです。2人らしさを出すために2人が好きな音楽を選んだり、ムードを作るためにロマンチックな音楽を使ったりするとよいでしょう。

また、プロポーズ時のシチュエーションを再現するために、照明の明るさを調節するのもおすすめです。照明の明るさを変えるとゲストのドキドキ感も高まるので、ぜひ参考にしてください。

サプライズエンゲージカバーセレモニーもおすすめ

新郎から新婦へのサプライズとして行うのもおすすめです。新婦の前に膝をつき、「あなたを一生大切にします」とプロポーズの言葉と一緒にリングボックスを差し出しましょう。スライドが設置できる場合は、プロポーズ時の映像を流したり、プロポーズ時の環境が再現できるような映像を流すと雰囲気を作れます。 

そのあと、指輪交換で着けた結婚指輪が輝く新婦の左手の薬指に婚約指輪を重ねて着けます。プロポーズの時の喜びを再び味わえるだけでなく、新婦に「二人が誓った永遠の愛に蓋をする」意味を伝えられるので、感動的な瞬間になること間違いなしです。 

新郎による手紙朗読を取り入れるのもおすすめです。結婚式では新婦が両親に当てた手紙の朗読を行いますが、新郎による手紙の朗読はありません。そこで、サプライズとして新郎による手紙朗読を取り入れると、より盛り上げられるでしょう。 

なお、サプライズで行いたい場合は、当日まで新婦に知られないようにする必要があります。スタッフや司会者と相談し、新婦とゲストが楽しめるような空間を作りましょう。 

まとめ|エンゲージカバーセレモニー

以上、エンゲージカバーセレモニーのやり方とポイントについて解説しました。 

一般的なエンゲージカバーセレモニーの流れについて紹介しましたが、手順に明確な決まりはありません。2人らしいオリジナリティあふれる演出をしましょう。

なお、日本ではまだエンゲージカバーセレモニーがあまり浸透していません。そのため、挙式や披露宴に取り入れる場合は、意味を司会や牧師からゲストに伝えてもらうのがおすすめです。2人にとって一生の思い出に残る日にするためにも、2人に合ったシチュエーションを取り入れてください。

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