プロポーズは、パートナーと結婚の話を進めた上で、タイミングを見計って行うのが一般的です。一方で、「結婚の話を進める前に、いきなりプロポーズをしたらどうなるのか」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中には、「特にパートナーとは結婚の話をしたことがなかったけれど、いきなりプロポーズしたくなった」「思い切って結婚を申し込みたい」と考えた経験のある方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、いきなりのプロポーズを成功させる秘訣を紹介します!いきなりプロポーズをする場合の準備や、中でもベストなタイミングなどを解説しますので、ぜひご覧ください。
結論からいいますと、いきなりプロポーズするのはナシではありません。
予想もしていなかったタイミングで大好きな彼にプロポーズしてもらえるのは、お相手にとってすてきな思い出になります。サプライズ感たっぷりのプロポーズに、憧れる女性も多いでしょう。
一方で、いきなりのプロポーズは、パートナーに不安や不快感を与えてしまう可能性もゼロではありません。中には「もっと事前に結婚について話し合ってからにしてほしかった」「ノリでプロポーズしているのか」と思われてしまうことも考えられます。
プロポーズは、自分にとっても相手にとっても一生の思い出になるイベントです。いきなりプロポーズする場合は、「あなたと結婚したい」という真剣な気持ちが相手に伝わるよう、十分に気をつけましょう。
また、いきなりプロポーズをする場合であっても、可能な限りの計画は必須です。次章以降で紹介する内容を参考に、念入りに計画を練って、プロポーズを成功させましょう!
続いて、いきなりのプロポーズを成功させる秘訣をまとめました。
いくらこちらが「結婚したい!」と思っていても、パートナーに結婚願望がなければプロポーズは失敗に終わってしまいます。まずは、パートナーに結婚願望があるかを確認しましょう。
長い間お付き合いをしていたとしても、パートナーに結婚願望があるとは限りません。まずは普段の会話から、パートナーの結婚願望を探りましょう。
具体的な将来の話をしたことがなくても、「子どもは将来2人欲しい」「もし出産をしたとしても、今の会社で働き続けたい」など結婚や出産の話題が出ていれば、パートナーが結婚願望を持っている可能性は十分にあります。
プロポーズの成功率を少しでも上げるために、まずはパートナーに結婚願望があるかどうかを確認してください。
続いて、プロポーズがふたりにとってベストなタイミングかを考えましょう。
ふたりを取り巻く事情や時期によって、プロポーズにベストなタイミングは異なります。たとえばパートナーが転職して間もない頃にプロポーズをしてしまうと「今は仕事を頑張りたい」「まだ結婚のことは考えられない」と断られてしまう可能性があります。
逆に仕事に慣れてきた頃や落ち着いてきた頃、昇進が決まって収入が安定してきた頃などは、プロポーズを承諾してもらえる可能性が高まるでしょう。
このように、今が本当にプロポーズにベストなタイミングかどうかを考えることが、いきなりのプロポーズを成功させる秘訣です。なお、おすすめのタイミングは、次章で、詳しく解説します。
続いて、できる限りプロポーズの準備をしましょう。
いきなりプロポーズをする場合、通常のプロポーズと違って準備に時間を割けないかもしれません。しかし、ふたりにとって一生に一度の大切な思い出になるはずのプロポーズです。段取りが悪く、イマイチな内容では、プロポーズをしたとしても微妙な雰囲気になってしまうでしょう。プロポーズの成功確率も下がってしまいますので、可能な限り準備をして万全の状態で臨みましょう。
たとえば、いきなりプロポーズをするなら婚約指輪の準備はできないかもしれません。しかし、プロポーズに婚約指輪は必ずしも必要ではありませんので、問題ないでしょう。その代わりに、プロポーズの場所やプラン、愛の言葉など、できる範囲でしっかりと準備しておきましょう。
プロポーズのタイミングを決め、準備を万全に行ったあとは、パートナーにしっかり誠意を伝えましょう。
プロポーズに欠かせないのは、「結婚したい」という自分の真剣な気持ちを伝えることです。特にいきなりプロポーズをする場合、相手によっては不快感や不信感を与えてしまう場合もありますので、より一層誠意を伝える必要があります。
いざプロポーズをするとなると、照れくさい気持ちになるかもしれません。しかし、相手に誠意を伝えるために、「結婚したい」という真っ直ぐな気持ちを正面からパートナーに届けましょう。パートナーもあなたの気持ちを受け止め、プロポーズを承諾してくれるはずですよ。
続いて、いきなりのプロポーズにおすすめのタイミングをピックアップしました。
いずれも、一般的にパートナーとの結婚を意識しやすいタイミングといえます。いきなりプロポーズをする場合は、次のようなタイミングを狙って成功率を高めましょう。
ひとつめは、パートナーが節目の年齢を迎えたタイミングです。
「何歳までに結婚したい」というように、年齢をライフイベントの区切りとして考えている方は非常に多いようです。中には「30歳までに子どもが欲しい」など、具体的な年齢を設定している方もいらっしゃるでしょう。
特に20代後半〜30代以上になると、年齢とともに結婚を意識する方が増える傾向にあります。30歳や40歳など、パートナーがキリのいい年齢を迎えたときはチャンスかもしれません。
ふたつめは、パートナーやあなたの仕事が安定してきたタイミングです。
パートナーが「入社から数年が経って、仕事に慣れてきた」というタイミングであれば、精神的に比較的余裕が出てくるでしょう。結婚のことも、少しずつ考え始めやすくなります。
また、あなたの仕事が落ち着いてきたタイミングや、昇進が決まったタイミングであっても、同様です。特に昇進が決まって給与が上がると、経済的な余裕が出てくるため、パートナーも結婚に対して前向きに考えやすくなるでしょう。
上記以外ですと、パートナーの転勤が決まった場合に結婚を考え始める方も少なくありません。相手の仕事が落ち着いていなくとも、「パートナーと離れたくないから結婚したい!」と思い、結婚を考える方もいます。
みっつめは、知人・友人の結婚ラッシュが訪れたタイミングです。
周囲のカップルが続々と結婚し始めると、「私たちもそろそろ……」と意識し始める方は少なくありません。パートナーへのプロポーズの時期に迷った場合は、周囲の結婚ラッシュに敏感になるのも一つの手ですよ。
なお、一般的に結婚ラッシュは3回やってくると言われています。「第一次結婚ラッシュ」は24〜25歳頃、「第二次結婚ラッシュ」は28〜29歳頃、「第三次結婚ラッシュ」と呼ばれるのが、34〜35歳頃です。
ただし、あくまでもふたりが納得できるタイミングで結婚をするのがベストですので、あくまでも参考程度に考えましょう。
よっつめは、ふたりの記念日を迎えたタイミングです。
「付き合って何年」など、ふたりにとって節目となるタイミングを迎えると、結婚を意識しやすくなります。特に交際期間が2〜3年と長くなってくると、特に話題に上がらなくても相手は結婚を意識し始めるかもしれません。
ここからは、いきなりのプロポーズを成功させるためにしておくべき準備について解説します。
いきなりプロポーズするといっても、なんの準備もしないのは非常にリスクが高いのです。先ほど解説したようにできる限りの準備をした上で、自信を持ってプロポーズに臨みましょう。
相手にプロポーズすると決めたら、まずはプロポーズの日程を決めましょう。
最初に先ほど紹介した「いきなりのプロポーズにおすすめのタイミング」を参考に、プロポーズのタイミングを決めます。その上で具体的な日程を決めれば、プロポーズの成功確率はグッと上がりますよ。
日程はクリスマスやホワイトデーなどのイベント日やふたりの記念日のほか、あえてなんでもない日を狙うのもおすすめです。普通の日だからこそサプライズらしさが出ますので、いきなりプロポーズをするのにもってこいの日といえるでしょう。プロポーズが成功したら、なんでもない日がふたりの新たな記念日にもなります。
タイミングを決めたら、次はプロポーズのプランを立てます。
いきなりプロポーズをするといっても、完全なノープランは厳禁です。少しでも成功率を上げるために、できる限りのプランを立てておきましょう。
「高級レストランで、ロマンチックなプロポーズがしたい」「自宅にプレゼントを隠して、サプライズでプロポーズしたい」など、どのようなプロポーズにしたいかはさまざまですよね。ぜひふたりらしいプロポーズのプランを立ててみてください。
なお、プランによっては、レストランのスタッフなど第三者の協力が必要になる場合もあるでしょう。いきなりプロポーズする場合、準備の時間が限られていることがほとんどですので、スタッフへの相談などはなるべく早く行いましょう。
プロポーズの日まで時間がある場合は、プレゼントを用意できるとなお良いでしょう。
婚約指輪はパートナーの薬指のサイズを測る、デザインを選んで購入するなどの手間がかかるため、いきなりプロポーズをする場合に用意するのは難しいでしょう。そこでおすすめなのが、腕時計や指輪以外のアクセサリーなど、婚約指輪以外のプレゼントです。
プロポーズにおいて一番大切なのはもちろん気持ちを伝えることですが、プレゼントがあればなお喜ばれるはずです。
続いて、プロポーズの場所を決めましょう。
プロポーズにぴったりな場所は、プランによって異なります。たとえば、次のような場所が考えられるでしょう。
どのような雰囲気でプロポーズを行いたいかによって、最適な場所を選んでください。
ふたりの普段のデートスタイルなども参考になりますよ。たとえば普段はおうちデートが多いカップルの場合、自宅でのプロポーズですと安心感があるでしょう。反対に、高級レストランでのプロポーズですとサプライズ感を演出できます。
最後に、パートナーに贈るプロポーズの言葉を決めましょう。
何よりも気持ちが伝わる「言葉」は、プロポーズにおいていちばん重要なポイントです。一生に一度の思い出に残るよう、事前に考えておきましょう。
大切なのは、自分らしい言葉で相手への愛を伝えることです。難しい言葉やかっこいい言葉を無理に使おうとするのではなく、あなたらしい等身大の言葉で相手に思いを伝えましょう。パートナーにあなたの気持ちがきっと届くはずです。
「プロポーズ本番は緊張してしまってうまく話せる自信がない」という方は、手紙を用意するのも一つの手です。愛の言葉がしっかりと形に残り、ふたりにとって忘れられない思い出になるでしょう。
以上、いきなりのプロポーズを成功させる秘訣や注意点、しておくべき準備などをまとめました。
結婚の話を進める前にいきなりプロポーズをしても、成功する確率はあります。むしろサプライズ好きなパートナーですと、予想もしていなかったタイミングでのプロポーズが一生の素敵な思い出になる可能性も十分にありますよ。
ただし、状況やタイミング、お相手の性格によっては断られてしまうことがありますので、注意が必要です。いきなりプロポーズするなら、準備を念入りに行い、万全の状態で臨みましょう。