「結婚にはお金がかかる」と聞いて不安になっている人は多いでしょう。
結婚をする際にどの程度の貯金額が必要なのか、どのタイミングでいくらくらい必要なのか知っておくと、いつまでにどれくらい貯金額があれば良いか分かります。
この記事では、結婚するために必要な貯金額や、プロポーズから結婚までのお金事情について解説します。
結婚前の貯金で揉める原因についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
結婚直前の夫婦の平均貯金額は、296.9万円です。
こちらの内訳を詳しく見ると、200〜300万円が最も多くて23.7%、300〜400万円が19.0%となっています。
地域別でも平均貯金額は大きく異なっており、最も高いのは首都圏の336.6万円で、一番低いのは北海道の220.5万円です。
プロポーズから実際に結婚式や入籍をするまでの期間は平均10ヶ月程度で、6〜12ヶ月が5割をしめています。
プロポーズをするタイミングである程度貯金がある人もいますが、このプロポーズから結婚式や入籍までの期間に2人で貯金を始める人がほとんどです。
プロポーズ時点で貯金がなかったとしても、プロポーズから結婚までに2人で頑張って貯めれば問題ありません。
プロポーズから結婚までの期間、さまざまな場面でお金が必要です。
ここでは、プロポーズから結婚までに必要なお金の内訳を紹介します。
ただ、全てやらなければいけないものではありません。
2人やそれぞれの親と話し合い、やるのかやらないのか、規模や金額感を決めましょう。
プロポーズはどのようなシチュエーションで行うかによって大きく費用が異なります。
ホテルのレストランディナーであれば、花束などを用意して2人で5万円程度が必要です。
ただ、思い出のスポットや自宅などでプロポーズをするのであれば、ほぼお金はかからないでしょう。
また、良いホテルを予約したりクルージングやヘリコプターなどを企画したりするとかなりのお金がかかります。
婚約指輪の平均は38万円程度で、ボリュームゾーンは20〜40万円程度です。
なかには指輪ではなく、婚約記念品としてネックレスや時計などを送ったり、ダイヤモンドだけ送って後からリングの部分を購入したりすることもあります。
最近は、婚約指輪はあまりつける機会がないといった点から、購入を見送る場合が多いそうです。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2022によると、指輪に限らず7割は何らかの婚約記念品を購入しています。
結婚指輪の平均は2つで25万程度、内訳としては男性用10万程度、女性用15万程度である場合が多いです。
女性用の方が高い理由としては、ダイアモンドなどの宝石が入る場合が多いためです。
もちろん、男性側の指輪に宝石を入れるとその分高くなり、女性側の指輪に宝石を入れなかったら安くなります。
結婚指輪の値段は、リングの素材や宝石の有無、ブランドによって大きく異なります。
また、結婚指輪は基本的にセミオーダーがフルオーダーです。
既製品を購入することは少ないため、値段が高くなりやすいです。
結婚は当人だけではなく家族同士の付き合いも生まれるため、できるだけ両家顔合わせをしたほうが良いでしょう。
昔は結納の場で顔合わせをしていましたが、最近は結納をしない場合も多いため、その代わり両家顔合わせの食事会を行います。
顔合わせを行う場所については、レストランや料亭、ホテル、自宅などさまざまですが、個室であり人目を気にしなくても良い場所がおすすめです。
食事会の会場については、昔は男性側が女性側の実家の近くへ行く場合が多かったです。
しかし、最近は両家が揃いやすい中間地が選ばれる場合が多くなっています。
食事は1人1万円程度が相場です。
手土産は必須ではありませんが、どちらか一方だけが用意している事態にならないように、用意するかどうかは事前に決めておくようにしましょう。
結婚式は規模感や参列人数、オプションの有無などによって大きく異なります。
最近は親族のみでコンパクト婚を選択する場合も多く、そうなると100万円前後で済む場合もあります。
ただ300万円の結婚式をした場合、300万円全てが2人の負担になるわけではありません。
ご祝儀や両家からの援助で一部賄える場合が多いです。
続柄別のご祝儀の平均は以下の通りです。
こちらはあくまでもご祝儀の平均であり、ご祝儀や援助を期待しすぎて、オプションなどを増やすのは危険です。
しかし、実際人を多く呼ぶほど自己負担額が下がる傾向にあります。
結婚式に呼ぶ人数や続柄によって異なりますが、ご祝儀全体の平均は197万円程度です。
300万円の結婚式だった場合、差額(自己負担額)は129万円程度です。
もともとどちらかが一人暮らしをしていると、一部の家具家電を引き続き使えたり、間取りによっては一緒に住めたりする場合もあるでしょう。
また、新生活を始める地域の家賃相場によって新居準備費用は異なります。
新生活を始める際の準備費の平均は100万円程度と言われており内訳は以下の通りです。
新生活ということで、今まで一人暮らしをしていたとしても家具家電は新しいものを購入する場合も多く、ついつい良い物を購入し費用が膨らみがちです。
どの部分にどの程度の費用を確保できるのか、あらかじめ計算して予算を決めておきましょう。
ここまでの費用を全て合計すると484万円です。
こちらの合計金額には結婚式費用が全額入っているため、484万円全てを支払うわけではありません。
ただ、あくまでもこの程度は必要だと分かっておくことが大切です。
冒頭にプロポーズから結婚までの期間で一緒に貯金を始める場合が多いとお伝えしました。
しかし、この結婚前の貯金で揉めるカップルが多いことも事実です。
ここでは、結婚前貯金でカップルが揉めてしまう原因と解決方法について触れていきます。
事前に揉める原因と解決方法を知っていれば、揉め事を回避したり上手く解決できたりするかもしれません。
どちらも貯金がないまたはある場合は特に揉めることはないでしょう。
ただ、どちらか一方だけ貯金がなかった場合、揉める原因になってしまう可能性があります。
また、貯金がないことをコンプレックスに感じ、付き合っているときに貯金0にも関わらず「貯金がある」と伝えてしまうのはかなり危険です。
真剣に結婚を考えているからこそ、コンプレックスを隠したかったり見栄を張りたかったりするのかもしれません。
しかし、嘘をついてしまうのは相手を傷つけて、揉める原因にもなってしまうので隠さずできるだけ早く打ち明けるようにしましょう。
初めは貯金にやる気で、収入のうち多くの割合を貯金に回すと決めてしまうと早く貯まるかもしれませんが危険です。
もともと約束していた金額を貯金してくれていなかったなどの揉め事が起きやすくなります。
どの程度貯金しておきたいかを基準に、毎月いくら貯金すべきかを決めるのは大切です。
しかし、それぞれの収入の差や多少の娯楽費も確保したうえで、少し無理をすれば貯金できる程度の金額に設定しておくのが良いでしょう。
最近は奨学金を抱えている人も多いですが、奨学金も借金であることに変わりはありません。
借金やローンがあるからダメではなく、借金やローンがあることを伝えていないことが揉める原因になります。
「一緒に結婚費用を貯金しよう!」ときめたなかで、収入が返済に圧迫され貯金に回せない可能性があります。
借金やローンがある場合は、できるだけ早くどれくらいの金額があるのかを共有するようにしましょう。
そのうえで、毎月の貯金額などを決めてください。
男女で結婚式にお金をかけたい、新居にお金をかけたいなど、お金をかけたい場所が異なる場合が多いです。
細かくなると、結婚式の衣装や料理のランク、新居の間取りや立地、家電などさまざまな部分でお金をかけたい場所や想定している金額が違う場合があります。
特に結婚式は一生に一度だからと力が入る分、揉めるカップルも多いのは有名でしょう。
ぞれぞれ平等に決定権を持ったり、それぞれが納得できる折半案をとことん話し合ったりする工夫が必要です。
結婚する際の貯金について、疑問に思うこと、不安に思うことは多いでしょう。
最後に多くの人が抱えている結婚する際の貯金に関するQ&Aを3つ紹介します。
ほかのカップルがどんな疑問や不安を抱えているのか見ていきましょう。
貯金がなくても結婚はできます。
実際にプロポーズ後に貯金を始めるカップルが9割を超えており、貯金がないからといってプロポーズや結婚を諦める必要はありません。
堅実に貯金を行うか、結婚式や新居の費用を抑える工夫をすれば、十分に結婚はできるでしょう。
また、結婚式の平均は300万円ですが、全額自己負担ではなくご祝儀や両家からの援助などもあります。
そのため。実質の自己負担額は120万円程度になる場合が多いです。
それだけではなく、最近は親族のみで結婚式をするコンパクト婚なども人気で100万円程度で済む場合もあります。
できるだけお金を使わずに結婚したい場合、婚姻届の提出のみであれば一部戸籍謄本の取得費用がかかりますが、基本的に0円で結婚できます。
プロポーズから結婚までにかかる合計費用の平均は約484万円です。
内訳は以下の通りです。
結婚式費用のうち190万円程度はご祝儀などで賄えるでしょう。
ただ、ご祝儀などを頼りにしすぎてオプションなどを増やすのは危険です。
あくまでもご祝儀はお祝いの気持ちで貰うものなので、自分たちで支払える範囲での結婚式を企画するのがおすすめです。
プロポーズ後に貯金を頑張っても、どうしても結婚費用が足りない場合もあるでしょう。
どうしても結婚費用が足りない場合は以下のような解決方法があります。
ローンを利用する場合は、金利などを必ずチェックしてローンの利用先を決めましょう。
ただ、ローンは奨学金があると審査が通らなかったり、結婚後自動車ローンや住宅ローンを組めなくなったりする可能性があります。
ローンの利用はあくまでも最終手段として、結婚後の生活も視野に入れて利用を検討してください。
この記事では、結婚するために必要な貯金額や、プロポーズから結婚までのお金事情について解説しました。
約9割のカップルがプロポーズ後に貯金を始め、結婚資金を用意しています。
プロポーズから結婚までに必要となる平均合計金額は約484万円です。
結婚前の貯金では、揉めてしまうカップルが一定数います。
少し言いにくいかもしれませんが、まずはお互い正直に借金の有無や収入金額について話し合いましょう。
プロポーズは人生一度だけの特別な瞬間です。
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