文字通り、プロポーズの日付を記念日とした「プロポーズ記念日」。あまり聞きなじみのない方もいるかもしれませんが、プロポーズ当時の気持ちを思い出せる記念日として、人気が高まっています。
そこで今回は、プロポーズ記念日のおすすめの過ごし方やプレゼントについて解説します。プロポーズ記念日をお祝いするかどうか迷っている際に役立つ情報ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも、プロポーズ記念日は祝うべきなのでしょうか。
ここでは、プロポーズ記念日を祝う派と祝わない派のそれぞれの意見について解説します。
祝う派の意見として多いのは、「プロポーズ日もふたりにとって立派な記念日だから、毎年祝いたい!」というもの。
「パートナーにプレゼントを贈る」「豪華なディナーを楽しむ」というように、しっかりとお祝いしたいと考える夫婦が多いようです。
中には、「プロポーズ日と他の記念日が重なっているから一緒に祝う」というケースもあります。例えばパートナーの誕生日にプロポーズした場合は、誕生日兼プロポーズ記念日のお祝いをする夫婦もいます。
祝わない派の意見として多いのは、「結婚記念日のみ祝えばよい」というものです。
「記念日が多すぎて祝いきれない」という意見もあり、「入籍記念日や結婚記念日とは別にわざわざプロポーズ日を祝う必要があるのか?」という考えがあります。
記念日を祝う際には費用がかかるため、たくさんの記念日を大々的に祝うことを負担に感じる夫婦もいるようです。
続いて、プロポーズ記念日を祝うメリットについて解説します。
1つ目のメリットは、ふたりの仲を一層深められることです。
プロポーズ日は、お互いへの永遠の愛を誓った日。入籍日や結婚日と同じく、大切な日です。そのようなプロポーズ日を記念日として祝うことで、お互いを愛する気持ちが一層高まるでしょう。
また、記念日のお祝いとしてデートやディナーに出かけることで、ふたりだけの時間をしっかりと確保できます。「結婚後は忙しくてなかなかパートナーと過ごす時間がない」という方にとって、プロポーズ記念日はふたりで過ごすいいきっかけになるでしょう。
2つ目のメリットは、初心に戻れることです。
年月が経つと、結婚当初の初々しい気持ちを忘れてしまう方も少なくないのではないでしょうか。特に子どもができると目の前のことに精一杯になり、あまりパートナーへの気持ちを意識できないことも。
そこでプロポーズ日を記念日としてお祝いすれば、緊張感や喜びなど、プロポーズ当時の気持ちが蘇るでしょう。プロポーズ時に愛を誓い合ったことをしっかりと思い出し、パートナーと新たな気持ちで良好な関係を築けるはずです。
3つ目のメリットは、パートナーの感謝の気持ちを伝えられることです。
結婚してから年月が経つと、恥ずかしさからか、なかなかパートナーに感謝の気持ちを伝えられないという方は多いのではないでしょうか。特に子どもができるとふたりきりの時間が取れず、つい感謝を伝える機会を逃してしまうことも。
プロポーズ記念日のお祝いを通して、普段は伝えられない感謝の気持ちを伝えるきっかけが生まれます。普段は照れてしまうような言葉も、記念日であれば素直に伝えることができるでしょう。
続いて、よくあるプロポーズ記念日の過ごし方について解説します。
プロポーズ記念日はお祝いする夫婦もいれば、いつも通り過ごす夫婦もいます。パートナーが、口には出さなくても本当はお祝いしたいと思っているパターンも少なくありません。
ふたりの関係をより一層深めるためにも、本章の内容を参考に過ごし方を考えてみましょう。
普段と変わらない日常を過ごすのも、プロポーズ記念日の楽しみ方のひとつ。
思い出したタイミングで「今日はプロポーズ記念日だね」「いつもありがとう、これからもよろしくね」と感謝の気持ちを伝えれば、素敵な記念日になるはずです。
大々的にお祝いするのではなく、晩ごはんをパートナーが好きなメニューにしたり、感謝の言葉を伝えたりと、ささやかなお祝いをする夫婦もいるようです。
いつもの自宅でパッとお祝いする夫婦もいます。特に子どもがいる場合は外出が難しいため、自宅でお祝いする夫婦が多いようです。
自宅でお祝いするメリットは、あまり気張らずラフな気持ちでお祝いできること。お祝いムードを醸成しつつも、ふたりらしく過ごせますよ。また、外で祝う場合と違い、あまり費用がかからない点も嬉しいポイントです。
ケーキや豪華な料理を用意すれば、自宅であってもいつもと違う特別感を演出できます。子どもがいる場合は、一緒に部屋の飾り付けをするのも素敵ですよ。
プロポーズ記念日ならではの特別感を演出するなら、ホテルでお祝いするのもおすすめです。
特にプロポーズ場所がホテルだった場合、プロポーズ記念日に同じホテルを利用すれば、当時を思い出しながらお祝いできますよ。懐かしい思い出に浸りながら、2人の仲をより一層深められるでしょう。
特別感や非日常感を演出するためにも、いつも泊まる部屋よりグレードアップさせたり、ルームサービスを利用したりするのもよいでしょう。
パートナーにサプライズを仕掛けたい場合は、事前にホテル側に伝えておくのがポイント。室内の装飾を許可してもらえたり、プレゼントを預かってもらえたりする場合があります。
なお、あえて駅やレストランなどで待ち合わせてからホテルに向かうのもおすすめです。付き合っていた当時の気分を味わえるでしょう。
プロポーズ記念日ならではの特別感を味わうなら、レストランで食事を楽しむのもおすすめ。自宅で食事をするのも素敵ですが、一年に一度の記念日ですので、少し奮発してレストランに行くのもよいでしょう。
なかなか予約の取れない人気レストランや、ふたりで「いつか行ってみたいね」と話していたレストランなど、パートナーが行きたがっていたお店を予約してあげるのもおすすめです。いつもより少しおしゃれをして、おいしいディナーを食べながら素敵な時間を過ごしましょう。
よりロマンチックな記念日にするなら、チャペル併設のレストランを利用するのも一つの手。食事後にチャペルに移動して、雰囲気のある空間で感謝の気持ちを伝えれば、まるで結婚式のようなムードを作れます。ロマンチックな空間を演出して、一生の思い出に残る記念日にしましょう。
レストランやホテルと同様、非日常感を味わうなら、リフレッシュも兼ねて旅行を楽しむのもおすすめ。いつも頑張っているパートナーを労う意味でも、旅行をプレゼントすれば喜んでもらえるでしょう。
なお、新婚旅行ほど豪華な旅行ではなく、ちょっとした旅行でOK。特に今後のライフイベントに向けて貯金を意識している場合、家計を逼迫しない程度の小旅行にとどめておきましょう。
近場の観光スポットに日帰りで出かけるのもおすすめです。日帰りであれば、宿泊費用がかからず、よりライトな気持ちで楽しめるでしょう。
プロポーズ場所に出向き、当時の思い出に浸るのもおすすめです。
愛を誓い合った思い出深い場所に足を運べば、当時の気持ちが自然と蘇るはず。懐かしい雰囲気あふれる、エモーショナルな記念日になりますよ。
「あのとき、こんなこと言ってくれたよね」と、ふたりの会話もグッと弾むでしょう。結婚後、あまりふたりだけの時間が取れていない夫婦は、プロポーズ記念日にプロポーズ場所に出向き、当時の思い出を語り合ってみてはいかがでしょうか。
思い出に浸ると同時に日頃の感謝を伝えれば、ふたりの仲を一層深められます。普段は照れくさくても、記念日であれば感謝の言葉を自然に伝えやすいでしょう。
続いて、プロポーズ記念日に贈りたいおすすめのプレゼントを紹介します。
「プレゼントを用意したいけれど、何をあげていいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
プロポーズの定番プレゼントとも言える花束は、プロポーズ記念日にもぴったり。感謝の気持ちとともに手渡せば、きっとパートナーも喜んでくれるでしょう。
花の種類は、愛を伝える場面で王道のバラがおすすめ。夏であれば、可愛らしいひまわりの花束も素敵ですよ。
プロポーズ時にすでに花束を渡していた場合、同じ花を贈るのもおすすめ。当時の気持ちを思い出してくれるかもしれません。
ただし、プロポーズ本番とは違い、抱えきれないほどの花束を渡すのはハードルが高めです。プロポーズ記念日であれば、あくまでも花束にとどめておきましょう。
プロポーズ記念日のプレゼントに、お揃いのグラスを贈るのもおすすめ。日常の中で使えるプレゼントで、実用性がある上に形に残るのが嬉しいポイントです。特にパートナーがお酒好きの場合、喜んでもらえるでしょう。
せっかくの記念日ですから、名前入りのものをプレゼントするのも一つの手です。世界に一つだけのプレゼントとして、ふたりだけの特別感が生まれますよ。
パートナーがお酒を飲まない場合は、お揃いのマグカップを贈るのもおすすめです。
感謝の気持ちを込めた手紙も、プロポーズ記念日のプレゼントにピッタリなアイテムです。普段は言えない「ありがとう」の気持ちをしたためて、そっと手渡ししましょう。
あるいは、パートナーの前で読み上げるのもおすすめ。気恥ずかしさを感じるかもしれませんが、感謝の気持ちを伝える良い機会になりますよ。
あなたの心のこもった手紙を贈れば、より一層ふたりの仲が深まるはず。パートナーにも、あなたの気持ちがきっと届くでしょう。
指輪やネックレスなどのジュエリーもプロポーズ記念日のプレゼントとして人気です。普段身につけられるものであれば、特に喜ばれるでしょう。
ネックレスやピアスであればサイズに迷いにくいため、サプライズで準備したい場合におすすめです。
ただし、ジュエリーは高価なものが多いため、プロポーズ記念日に毎年プレゼントするのは少しハードルが高いでしょう。用意するのであれば「プロポーズ日から5年」など、節目のタイミングを狙うのがおすすめです。
アクセサリーの中でも特に日常使いしやすい、腕時計。身につけられる上に実用性も高いため、プレゼントとして贈れば喜んでもらえるでしょう。
デザインは、パートナーからのリクエストがない場合はあまり派手すぎないものを選ぶのがおすすめです。日常使いしやすく、気軽に身につけられるはずです。
記念日らしく、ケーキを用意するのもおすすめです。
市販のケーキの他、予算に余裕がある場合は、普段はなかなか用意できないオーダーメイドのケーキも良いでしょう。
また、ホールケーキではなく、スイーツを乗せたメッセージプレートを送るのも一つの手です。感謝の気持ちをしたためて、スイーツとともに贈りましょう。
特にホテルやレストランでお祝いする場合、記念日用のプレートを現地で用意してもらえる可能性があります。事前に問い合わせておきましょう。
以上、プロポーズ記念日のおすすめの過ごし方やプレゼントについて解説しました。
プロポーズ記念日の過ごし方は、夫婦によって異なります。本記事を参考に、自分たちらしいプロポーズ記念日にしてください。
またプロポーズ記念日のお祝いには、「感謝の気持ちを伝えられる」などのさまざまなメリットがあります。
特に「結婚してから感謝の気持ちを伝える機会が減ってきた」「なかなかふたりの時間を確保できていない」という方は、プロポーズ記念日をきっかけに、ふたりだけの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。