交際期間は、プロポーズのタイミングを決める基準のひとつとなります。実際、「3年くらいお付き合いしたら真剣に結婚を考えたい」など、交際期間を意識する方は少なくありません。一方で、「どれくらいお付き合いしたタイミングでプロポーズすればいいのだろう」と疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、カップルの交際期間についてまとめました。平均交際期間や交際期間を長め・短めに設けるメリットなどを幅広く解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
まずは、カップルのプロポーズまでの平均交際期間についてまとめました。
カップルが付き合ってから結婚するまでの期間として、もっともメジャーなのは1〜2年です。早すぎず遅すぎず、ちょうどいいタイミングといえるでしょう。
1〜2年くらいの交際期間を経ると、お互いの長所や短所を理解した上でプロポーズに臨みやすくなりますよ。「お互いを理解するのに1年あれば十分」と考え、2年を待たずに婚約する方も少なくありません。
「交際0日婚」という言葉があるように、出会ってすぐのタイミングや交際期間1年未満で婚約する方もいます。とくに年齢が上がるにつれてお付き合いから婚約までの期間は短くなる傾向にあります。
「30歳までには結婚したい!」などの願望がある場合、現在の年齢が29歳であれば1年未満で婚約するのが二人にとって望ましいでしょう。このように交際期間が短くても、ふたりにとってベストなタイミングであれば婚約する方は大勢います。
中には3年以上など、交際期間を長めに設けるカップルもいます。
一般的に、年齢が若かったり、学生時代から付き合っていたりする場合は、交際期間が長くなる場合が多いのです。とくに学生の場合は、就職してから結婚を考えたいという方がほとんどでしょう。
また、年齢関係なく「時間をかけてお互いのことを知ってから結婚したい」という考えから、長く交際してから結婚に至るケースもあります。中には5年〜10年と、かなり長めに交際期間を設けるカップルもいます。
続いて、交際期間を長めに設けるメリットをまとめました。
相手のことをよく理解できることは、交際期間を長めに設ける大きなメリットです。
婚約・結婚すると、単なる恋人同士だった頃とは違い、簡単に相手と別れることはできません。そのため、相手のことをよく知らずに結婚してしまうと、後から相手の欠点に気づき、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。
じっくりと長い時間をかけてお付き合いすることで、相手の性格や考え方などがよくわかります。相手をよく理解した上で、安心して婚約・結婚できるのがメリットです。
二つ目のメリットは、周囲から反対されにくいことです。
交際してすぐのプロポーズは、両親や親戚に心配されたり、反対される可能性があります。「本当にこの人と結婚して大丈夫なのか」「よく考えてからプロポーズしなさい」と口を出され、最悪の場合ふたりの仲がこじれたり、破局してしまったりするケースもあるのです。
一方、長くお付き合いしている場合であれば、両親がパートナーの人となりを把握しており、結婚を認めてもらいやすいでしょう。交際期間が長ければ、両親や親戚も安心してふたりの背中を押してくれるはずです。
三つ目のメリットは、結婚の準備をしやすいことです。
いざ結婚するとなると、同棲するための新居探しや両家へのあいさつなど、しなければならない準備が盛りだくさんです。中でも同棲は、お互いの相性を確かめるのはもちろん、結婚の準備という意味でも、できればプロポーズ前までに開始できるといいでしょう。
交際期間を長めに設定すれば自然と結婚を意識するカップルも大勢いますので、プロポーズ前から少しずつ結婚に向けた準備を進めやすいというメリットがあります。
続いて、交際期間を長めに設けるデメリットをまとめました。
二人の関係が冷めてしまう可能性があることは、交際期間を長めに設けるデメリットといえます。
交際期間が長くなると、関係がマンネリ化してしまうカップルは少なくありません。また、「相手がいつまでも結婚を考えてくれない」という理由で相手に冷め、破局してしまう場合もあります。
どうしても交際期間を長めに設定したいのであれば、相手との関係を良好に保つことも意識してください。
交際期間を長めに設けると、その分結婚する年齢も後ろ倒しになります。「将来は子どもを産みたい」と考えている場合、結婚する年齢によっては妊娠や出産にも影響するので注意が必要です。
一般的に、女性側が高齢になればなるほど、妊娠や出産にリスクを伴います。また、子育てには体力が必要ですから、結婚時の年齢が高くなると体力的にも大変なことが増えるでしょう。
交際期間を長めに設けることで結婚時の年齢が上がるため、妊娠や出産に影響するというデメリットがあります。
続いて、交際期間を短めに設けるメリットを紹介します。
交際期間を短めに設ける一つ目のメリットは、大好きなパートナーとのパートナーとの破局を防げることです。
もともとお互いを愛していたものの、いつまでも結婚の目処が立たず破局してしまうカップルは少なくありません。このような破局を防げるという点は、交際期間を短めに設ける大きなメリットです。
実際、「大好きだからこそ絶対手放したくない」という気持ちから、早く結婚に漕ぎつけるカップルも少なくありません。婚約・結婚することで、単なる恋人同士と違って、よりふたりの繋がりも強くなりますよ。
ふたりの関係がマンネリ化しにくい点も、交際期間を短めに設けるメリットです。
長く付き合っていると良くも悪くもパートナーのいる生活に慣れてしまい、関係がマンネリ化してしまう可能性もあるでしょう。一方、恋人からすぐに夫婦になることで、恋人同士の仲の良さを保ちつつ、夫婦生活を楽しめるのが特徴です。
もし交際期間の長さにこだわりがない場合は、マンネリ化してしまう前に結婚に踏み切るのも一つの手ですよ。
交際期間を短めに設ける三つ目のメリットは、マリッジブルーになりにくいことです。
恋人同士、気持ちが燃え上がったままゴールインできるため、前向きな気持ちで結婚に臨めることが多いでしょう。そのため、結婚前に不安や憂鬱に襲われる「マリッジブルー」に陥る可能性が低くなります。
また、交際期間が短いカップルは、プロポーズから結婚までの準備期間に余裕のないことが多いです。あまり悩んでいる暇がないという点でも、マリッジブルーになりにくいのが特徴です。
続いて、交際期間を短めに設けるデメリットをまとめました。
交際期間が短めですと、長めに設定した場合よりも結婚準備に余裕がない傾向にあります。
たとえば、まだあまり相手の両親と面識がなかったり、同棲を済ませられていなかったりする場合があります。その状態で結婚準備を進めるとなると、双方の両親と親睦を深めるのに時間がかかったり、同棲に向けて新居を探さなきゃいけなかったりと、時間も手間もかかってしまうのです。
このように、結婚準備に時間的余裕が取りにくい点は、交際期間が短めであることのデメリットといえます。
相手との相性を十分に把握しにくい点も、交際期間が短めであることのデメリットです。
付き合いはじめは順調でも、いざ結婚してみると相手の嫌なところが見えたり、理想と現実のギャップが生まれてしまったりする可能性があります。結婚後もうまくやっていけるかどうか、短期間で相性を見抜くのは容易ではありません。
長年お付き合いした後であっても結婚後にギャップを感じるケースはありますが、交際期間が短い場合はとくにそのリスクが起こりやすいことを覚えておきましょう。
ここまでカップルの交際期間について説明しました。しかし、実際にどれくらいの交際期間を設けるべきか、どのタイミングでプロポーズすべきかはカップルによって異なります。
そこで本章では、プロポーズにおすすめのタイミングをまとめました。交際期間以外にも、プロポーズのタイミングを決める基準として、次の内容があげられます。
なお、プロポーズのタイミングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
プロポーズにおすすめのタイミングとして、結婚適齢期があげられます。とくに女性の年齢が上がるにつれて出産のリスクも大きくなりますので、子どもを産み育てたい場合はパートナーの年齢に留意しましょう。
また「20代のうちに結婚したい」など、年齢を基準に結婚を考える方も少なくありません。もしパートナーが年齢を意識している場合、基準となる年齢に近づくにつれて結婚を意識しやすくなります。結婚願望も高まっているはずですから、プロポーズにベストなタイミングといえます。
お互いの仕事が軌道に乗ってきたときも、プロポーズにおすすめのタイミングといえます。
仕事が軌道に乗ったタイミングは、精神的にも金銭的にも余裕ができます。仕事がうまくいっていないタイミングと比べて、余裕を持って結婚について考えやすくなるので、プロポーズにぴったりでしょう。
たとえばパートナーが転職して仕事に慣れてきたタイミングや、あなたが昇格して給与が上がったタイミングなどがあげられます。
このように、仕事が軌道に乗ったタイミングでのプロポーズもおすすめですよ。
実際にプロポーズのタイミングを決める際に、次のことに気をつけましょう。
一つ目の注意点は、プロポーズのタイミングを焦って決めないことです。
両親・親戚の目や周囲の結婚ラッシュなどの影響で、「自分たちも早く結婚しなきゃ」と焦ってしまう方は少なくありません。しかし、プロポーズはあくまでもふたりにとってベストなタイミングでするべきです。プロポーズを急いだとしても、パートナーの仕事が忙しいなどの理由があればお断りされてしまう可能性もあります。
周りに流されず、自分たちにとって最適なタイミングでプロポーズしましょう。
二つ目の注意点は、パートナーに結婚願望があるかを確かめることです。
自分にとってベストなタイミングだと思っても、パートナーが同じ考えとは限りません。パートナーに結婚願望がない状態でプロポーズしても、断られてしまう可能性が大きいでしょう。
プロポーズ前に、パートナーに結婚願望があるかを確かめてください。こちらから結婚に関する話題を出して相手の反応を見るなどの方法があります。
三つ目の注意点は、お互いのメンタル面に配慮することです。
婚約・結婚に不安はつきものです。結婚のことを考えている最中に、マリッジブルーに陥る可能性も少なくありませんので、メンタル面には十分配慮しましょう。パートナーもしくは自分のメンタルに不調が起こってしまった場合は、将来について納得いくまで話し合うことが大切です。
前向きな気持ちでプロポーズに臨めるよう、お互いのメンタルに配慮してみてください。
以上、カップルの平均交際期間から、交際期間をどれくらい設けるべきかまで幅広く解説しました。
大切なのは、ふたりにとってベストなタイミングで婚約・結婚することです。平均交際期間にあまり振り回されず、自分たちがいいと思えるタイミングで婚約・結婚しましょう。