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意外と知らない「結婚」とは?結婚と恋愛の違いなども解説!

2024.10.21 TOPICS

「結婚したい」と結婚に対して憧れを抱いている方もいるでしょう。しかし、結婚と恋愛の違いは?と聞かれると、意外と答えられない方は多いかもしれません。

実は私たちは「結婚」がどういったものか、意外と知らない場合が多いです。そこでこの記事では、「結婚」とは何か、結婚と恋愛の違いや結婚相手を見極めるポイントについて解説します。

結婚について知りたい方、結婚相手を見極めるポイントを知っておきたい方はぜひ最後までご覧ください。

 

 

「結婚」とは?

そもそも「結婚」とは、成人(18歳以上)の男女が役所に婚姻届を提出し、法律上の夫婦であることが承認されることです。「法律婚」と呼ばれることもあります。

婚姻届を提出し受理されることで、男女は恋人からお互いを独占し合う権利と助け合う義務が生じる関係に変わります。結婚は「生涯その人と共に過ごす」と公的に宣言するものであり、お互いの結びつきを強くするものです。

同時に貞操を守ることや家庭に対する社会的責任も伴うことになります。結婚することで生じる義務などは主に以下の4つです。

同居・協力・扶助義務・夫婦は同居をして互いに協力して扶助しなければならないが、場合によっては同居義務は強制されない
・夫婦は互いに子育てや家事などを協力して生活する
・夫婦は互いに協力して扶助しなければならず、収入の多い配偶者は生活の保持の為に生活費や教育費といった婚姻費用を払う必要がある
貞操義務・互いに性的純潔を保つ義務がある
・不貞行為を離婚理由にしていることも、法律上の義務である(不倫・DVなど)
契約取消権・夫婦間で行われた契約は、婚姻中いつでも、夫婦の一方から取り消すことができる
夫婦同氏・日本国民は戸籍制度によって国から管理されているので、婚姻する夫婦は同じ姓となること

もし、婚姻関係を解消したくなった場合は、役所に離婚届を提出し、受理される必要があります。当人同士で、婚姻関係を解消することに同意していても、離婚届が受理されるまでは上記の義務が生じています。

「事実婚」とは?

現在増えているのが「事実婚」です。事実婚とは、婚姻届を役所に提出せずに共同生活を送る新しい結婚の形です。

同棲と混在されることもありますが、事実婚では「お互いが夫婦である」という意識を持っており、周囲からも夫婦として認められている点が同棲とは異なります。事実婚は法律婚のように法で縛られないからこそのメリットとデメリットの両方が存在します。

事実婚の主なメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・事実婚を解消しても離婚(事実婚解消)の記録が戸籍に残らない
・夫婦別姓で生活ができるため、入籍に伴う名義変更の手間が省ける
・戸籍に入ることで起きる親戚付き合いや介護などが負担になりにくい
・事実婚の期間がどれだけ長くても、遺産相続する権利は得られない
・法的な婚姻関係が認めれていないので、医療費控除や配偶者控除といった税金控除がされない
・夫婦関係の証明が難しい
・法的な婚姻関係ではないので、生まれた子供は婚外子の扱いになる

最近は事実婚を選択する方も増えたことで、事実婚に対する理解も深まりつつあります。公的な場面で恋人や同棲ではなく事実婚の関係であると証明する方法は主に以下の3つです。

  • 世帯変更届の提出:住民票に妻(未届)、夫(未届)と記載でき、公的に証明が出来る
  • 公正証書の作成:法的な信頼がある書類なので、緊急を要する際に手続きがしやすい
  • パートナーシップ制度の利用:異性同士の事実婚でも適用される場合がある・一部の行政サービスが受けやすくなる

事実婚にはメリットもあるため、今後も事実婚を選ぶカップルは増えていくことが予想されます。しかし、事実婚に対する理解は深まったものの、まだまだ法律婚よりも法的な保護が少ない点が最大のデメリットであり問題ともいえるでしょう。

結婚と恋愛の違い6つ

ここでは結婚と恋愛の違いを以下の6つの観点から紹介します。

  • 重視するポイント
  • 求めるもの
  • 家族との関係
  • 自由度
  • 内面の見せる部分
  • 責任の重み

よく「結婚と恋愛は違う」といわれますが、具体的にどういった部分が違うのか、知っておきましょう。ただ、こちらはあくまでも一例であるため、すべての夫婦やカップルに当てはまるわけではありません。

重視するポイント

結婚は中身、恋愛では外見を重視する場合が多いです。

恋愛ではかっこいい人・可愛い人など見た目重視で選ぶ方も多いでしょう。しかし、結婚して実際に生活を共にする場合は外見よりも中身の方が大切になる場面が多いです。

どんなに外見が好みであっても、年齢と共に外見は変化します。外見だけで結婚すると、年齢を重ねるごとに好みとかけ離れていく可能性は十分にあります。結婚相手を選ぶ際には、外見だけではなく、中身もしっかりとチェックしましょう。

求めるもの

結婚は安心や安定を、恋愛は刺激やドキドキ感を求める傾向にあります。

生活や長い時間を共にする結婚では刺激やドキドキ感が常にあると、気が休まらず疲れてしまうでしょう。結婚相手には疲れを癒し、心身を休めることができる安心や安定感を求められる関係が理想です。

家族との関係

結婚は家族を巻き込み家同士の付き合いが必要で恋愛は当人同士で自由に楽しめるものです。今は昔ほど両家のつながりが重視されず、家同士の付き合いは少ない傾向にあります。

しかし、子どもの行事や冠婚葬祭など両家が顔を合わせる機会は必ずあります。場合によっては協力し合うこともあるでしょう。

お互いの家族と仲良くできるか、2人の関係を認め応援してくれるかは、今後結婚生活を送るうえで重要なポイントとなるでしょう。

自由度

結婚は両家の親に認めてもらい、婚姻届を提出して国にも認めてもらう必要があります。仮に別れたい(離婚)場合は、両家の親に事情を話し、離婚届の提出が必要です。また、財産分与や子供がいれば親権や養育費の有無など、別れる際にも決めることがたくさんあります。

しかし、恋愛は始めるのも別れるのも当人同士の意思のみで自由です。両家の親に事情を話すことも役所などに書類を提出する必要もありません。財産の共有などもないため、別れたい場合は当人同士の話し合いのみです。

内面の見せる部分

結婚は生活になるため、相手の良い部分だけではなく悪い部分も知ったうえで、お互いに支え合っていく必要があります。一方で恋愛ではお互いの良い部分だけを見ていられます。相手に好かれたいからと、自分の悪い部分を必死に隠し、良い部分だけを見せる方もいるでしょう。

時々会うだけの恋人では、良い部分だけを見せることができますが、結婚して生活になればずっと悪い部分を隠すことは不可能です。お互いの悪い部分をさらけ出し、支え合って、共に成長し、困難を乗り越える必要があります。

責任の重み

結婚するとお互いを助け合う義務が生じ、社会的な責任やパートナー以外の異性と親密な関係になると慰謝料といった形で責任を負う必要があります。一方で、恋愛はお互いの口約束のみで、どちらかがパートナー以外の異性と親密な関係になっても責任を負う必要はありません。

また、会社によっては不貞行為の禁止を社内規約に掲げている場合も多く、最悪の場合職を失う可能性もあります。恋愛であれば相手が既婚者ではない限り、お咎めはあるかもしれませんが職を失うことはないでしょう。

結婚相手を見極める6つのポイント

最近は3組に1組が離婚しているといわれていますが、最後に自分に合う結婚相手を見極めるポイントを6つ紹介します。

  • 性格や価値観の一致
  • 金銭感覚の一致
  • 子供の有無
  • 感情の起伏
  • トラブル時の対応
  • 家族を大切にしているか・してくれるか

ここでのポイントをすべて満たしていても、離婚になる可能性はあります。しかし、できるだけ長く一緒にいられる結婚相手を見つけるために、必ずチェックしておきましょう。

性格や価値観の一致

性格や価値観の不一致は離婚理由の上位に常にランクインしているポイントです。

性格や価値観はすべてを言葉で言い表せるものではなく、自分が思っている「当然・当たり前」が相手とは違う可能性も多く、喧嘩の原因になることもあります。今まで育ってきた環境が違うため、性格や価値観が完全一致することはほとんどありえません。必ず自分の当然や当たり前が相手にとっては違う部分があります。

性格や価値観の不一致があるだけでは問題ではありませんが、不一致の部分が相手に合わせられる程度のズレなのかが重要です。相手に合わせられるズレであれば、結婚生活を送るうえですり合わせていきましょう。

しかし、なかにはどうしても相手には合わせられない、お互いに譲れないズレが出てくる可能性があります。無理に相手に合わせると、後々大きなストレスになり、離婚につながる可能性があります。

お互いに譲れないズレに話し合いで歩み寄れる余裕があるのかも確認しておくとよいでしょう。

金銭感覚の一致

生活をするうえで欠かせない、金銭感覚が一致しているかも重要です。

何にお金をかけたいのか・生活費にはどの程度必要なのか・節約するならどの部分かなど、この感覚が一致していると結婚生活において金銭面で揉め事が少ないでしょう。ただ、こちらも感覚が完全一致している必要はありません。相手に寄り添える部分と絶対に譲れない部分がお互いにズレていると凸凹がうまくはまるようにうまく噛みあうでしょう。

子供の有無

最近は子供の有無も結婚相手を見極める上で重要です。

絶対子供が欲しい方と絶対に子供は欲しくない方が結婚しても、離婚する可能性が高いです。昔のように結婚=出産ではなくなったからこそ、子供の有無は結婚するうえで重要なポイントとなります。

付き合っている段階から、子供は欲しいのか、子供を希望する場合は何人くらい欲しいのかはあらかじめ話し合っておくのが良いでしょう。

感情の起伏

感情の起伏は誰にでもあるものです、生活を共にしていれば相手が無性にイライラしている場面に遭遇することもあります。

ただ、相手の感情の起伏が大きすぎる場合は、自分のストレスにもなるので注意が必要です。感情が高ぶっているときに相手はどのような対応をするのか、どういった感情の出し方をするのかは必ずチェックしておきましょう。

トラブル時の対応

長年結婚生活を送っているといろいろなトラブルに見舞われる可能性があります。結婚していれば、そんなトラブルにも夫婦で一緒に乗り越える必要があります。

しかし、トラブルが起きた時に他力本願で目の前の問題から逃げてしまう方もいるでしょう。自分がトラブルの対処が得意で相手のサポートも十分にできる場合は問題ありません。

ただ、そういった方は少なく、自分だけではトラブルの対処が難しい場面のほうが多いです。そんな時、他力本願な相手ではトラブルを一緒に乗り越えることはできません。

トラブルに対して冷静に対処できる相手であれば、結婚生活で困難に直面しても一緒にトラブルを乗り越えられるでしょう。

家族を大切にしているか・してくれるか

自分の家族(実家)を大切にしているのか、こちらの家族を大切にしているのかは重要なポイントです。

自分の家族をないがしろにしている場合、結婚生活が長くなり、恋人から家族になっていくと実家のようにないがしろにされる可能性があります。また、現在は家同士のかかわりが減ったとしても、冠婚葬祭などで自分と家族とパートナーが関わる場面は少なからずあります。

今後介護の可能性などを考えると、こちらの家族を大切にしてくれない相手には注意が必要です。

結婚とはまとめ

「結婚」とは、成人(18歳以上)の男女が役所に婚姻届を提出し、法律上の夫婦であることが承認されることで、「法律婚」と呼ばれることもあります。よく「結婚と恋愛は違う」といわれますが、主な違いとしては相手に対して重視するポイント・求めるもの・家族との関係などがあげられます。

恋愛は一緒にいる時間が限定されているため、相手の良い所だけを見ることができ、付き合うも別れるも当人同士の自由です。しかし、結婚は生活になるため、相手の悪い所も認め支える必要があります。

結婚相手を見極める際にも、性格や価値観、金銭感覚の一致も重要ですが、昔よりも出産の自由があるからこそ、子供の有無も重要なポイントです。

結婚は憧れでもありますが、生活でもあるため、しっかりと相手を見極めていきましょう。

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