プロポーズで渡すプレゼントの中で王道とも言えるのが、花束。特に7〜9月に旬を迎える「ひまわり」の花束は、夏のプロポーズにぴったりです。
また、ひまわりとひとことでいってもいろいろな種類があり、よく見かけるオレンジ色や黄色のひまわりから、紫や白といった珍しいものもあります。
本記事で注目するのは、白いひまわり。白い花びらをつけたかわいらしい見た目が特徴的で、プロポーズに贈りたいという方も少なくないのではないでしょうか。一方で、白いひまわりの花言葉は、あまりプロポーズ向けではないんだとか。
そこで本記事では、プロポーズでひまわりを渡したい方必見!白いひまわりの花言葉について解説します。
まずは、白いひまわりの概要について解説します。
そもそも「白いひまわり」とは何なのでしょうか。
白いひまわりは、キク科ヒマワリ属に分類される白色品種です。品種改良によって作られたものであり、従来のオレンジ色や黄色のものよりも新しいひまわりとして知られています。
白い花びらをつけるひまわりの一種「ホワイトナイト」は、2018年にはじめて市場に流通しました。
なお、厳密には完全な純白の花びらではなく、黄色に白を重ねた「バニライエロー」や落ち着いた「オフホワイト」などの色味をしています。オレンジ色や黄色のひまわりとは一味違った雰囲気を演出できます。
白い花びらをつけたひまわりには、いくつかの品種があります。中でも有名なのが、「ホワイトナイト」と「ホワイトライト」です。
「ホワイトナイト」とは、バニライエローカラーの花びらをもつひまわり。ひまわりの種子が集まる花の中心が黒くなっているのが特徴です。対する「ホワイトナイト」は中心が白くなっており、オフホワイトの落ち着いた色味の花びらをもっています。
このように、白いひまわりとひとことで言ってもいくつかの品種があり、それぞれによってビジュアルや醸し出す印象は若干変わります。プロポーズで白いひまわりを渡す場合は、実物を見た上でよりイメージに近いものを選ぶと良いでしょう。
続いて、白いひまわりが与える印象についてまとめました。
一番は、なんといっても「珍しい」という印象。
白いひまわりは、品種改良によって作られた、比較的新しいひまわりです。知名度は決して高いわけではなく、ひまわりと言えばオレンジ色や黄色の花を思い浮かべる方がほとんどでしょう。そのため白いひまわりは珍しい印象を持たれることが多いのです。
プロポーズで恋人に渡せば、「これ、ひまわりなの?すごい!」と驚いてくれるかもしれません。「プロポーズでは恋人をアッと驚かせたい!」という方は、白いひまわりを贈るのがおすすめです。
特に淡いバニライエローの色味が特徴的なホワイトナイトのひまわりは、ほんのりと黄色い色味が混ざっており、かわいらしい印象を醸し出します。
一般的に知られているオレンジ色や黄色のひまわりは、どちらかというとパキッとした明るい色味が特徴的ですよね。対するホワイトナイトのひまわりは、淡い色味によって柔らかい印象に仕上がっています。
このように、白いひまわりの中でも特にホワイトナイトは、かわいらしい印象を与えます。かわいらしくて淡い色味が好みの恋人なら、プロポーズではぜひホワイトナイトのひまわりをプレゼントしてみてください。
オフホワイトの色味をもつ「ホワイトライト」は、どちらかというとクールな色味が特徴。そのビジュアルから、大人っぽく落ち着いた印象を受けます。
オレンジ色や黄色のひまわりは、パッと明るいイメージを持たれる方が多いでしょう。元気な印象を醸し出す色味は元気な印象を与えます。一方、ホワイトライトのひまわりは、落ち着いたオフホワイトの色味が特徴的で、主張しすぎない落ち着いた印象を演出できます。インテリアにも馴染みやすく、プレゼントとしても喜ばれますよ。
恋人が落ち着いた色味を好む場合、プロポーズではホワイトライトのひまわりを手渡すと喜ばれるでしょう。
ここからは、いよいよ白いひまわりの言葉について解説します。
白いひまわりの花言葉は、「程よき恋愛」。どちらかというと、クールで淡白な印象の花言葉を持っています。
花言葉の由来は、「白」が人に警戒を抱かせないことにあると言われています。一般的なひまわりの色である「黄色」は、注意を意味する際に用いられることが多い色です。例えば、信号機の黄色は注意を表しますし、工事現場などの立入禁止区域では黄色と黒で作られた警告用の看板が立てられますよね。
一方で、レモンイエローやオフホワイトなどの淡い色味は、明るさと同時に柔らかさを感じる色味であるため、恋人への圧力を感じさせない「程よき恋愛」という花言葉がつけられたと言われています。
淡白な印象のある花言葉ですので、プロポーズだけでなく、結婚後にいつもお世話になっているパートナーへ贈るのにもぴったりです。
続いて、白いひまわりを含む全てのひまわりに共通する花言葉を紹介します。
白いひまわりは、「程よき恋愛」という固有の花言葉の他に、次のようなひまわりに今日する花言葉もあわせ持っています。
特に「あなただけを見つめる」「あなたを幸福にする」という花言葉は、恋人への一途な気持ちを表す、プロポーズにぴったりなすてきな花言葉ですね。他にも「憧れ」や「愛慕」など、一世一代の愛を伝えるプロポーズにふさわしい花言葉がたくさん込められています。
これらの花言葉は、ギリシャ神話に由来すると言われています。かつて、ギリシャ神話に登場する太陽神・アポロンに恋した少女がいました。彼女が彼を見つめているうちに、ひまわりの姿になってしまったという伝説があり、そこからこれらの花言葉が付けられたのです。
このように、白いひまわりは「程よき恋愛」というクールな花言葉をもつ一方で、「あなただけを見つめる」といった前向きな花言葉ももっています。プロポーズではぜひ花言葉にあやかり、白いひまわりを贈ってみてはいかがでしょうか。
続いて、本数別のひまわりの花言葉をピックアップしました。ひまわりを含む多くの花は、本数によっても花言葉が変わると言われています。同じ花であっても本数によって印象が変わるため、それぞれ異なる花言葉が付けられているのです。
ひまわりの本数別の花言葉は、次の通りです。
中でも11本のひまわりは「最愛」、99本のひまわりは「ずっと一緒にいよう」「永遠の愛」、108本のひまわりは「結婚しよう」と、プロポーズにぴったりな花言葉を持っています。花言葉にあやかるなら、ぜひ伝えたい花言葉に合わせた本数を選んでみてください。
なお、99本や108本などの大量のひまわりを花束として手渡す場合、小ぶりなものを選んだ方が良いでしょう。大きな花ですと、恋人が抱えきれずに持ち運びに苦労する可能性があります。
反対に15本のひまわりは「ごめん」、17本のひまわりは「絶望的な愛」と、ネガティブな意味を含むものもあります。自信を持ってプロポーズするためにも、なるべくポジティブな花言葉を持つ本数絵を選ぶのがおすすめです。
ひまわりは、白色以外にもたくさんの色があります。メジャーなオレンジ色や黄色に加え、白色と同じく珍しい品種として知られる紫色のひまわりも。
そこで、ここでは白色以外のひまわりの花言葉を、色別に紹介します。
サンリッチオレンジのひまわりとは、その名の通りオレンジ色の花びらを持つひまわりです。
そんなサンリッチオレンジのひまわりの花言葉は、「未来を見つめて」。ふたりの明るい未来を想像させる、ポジティブな花言葉です。プロポーズのプレゼントとしてもぴったりなのではないでしょうか。
なお、一般的に「ひまわり」というと、このサンリッチオレンジを思い浮かべる方が多数派です。そのため、恋人がひまわり好きの場合はこのサンリッチオレンジのひまわりを贈ると喜んでもらえるかもしれませんよ。
サンリッチレモンは、サンリッチオレンジと比べると黄色の色味を持つひまわり。サンリッチレモンのひまわりの花言葉は、「願望」です。
こちらもサンリッチオレンジと同様、プロポーズにぴったりな前向きな花言葉を持っています。「愛する恋人と結婚したい」という、本人の「願望」を伝えるのに最適なひまわりと言えるでしょう。
夏らしい明るい黄色の色味が特徴的なサンリッチレモンは、夏のプロポーズにぴったりなひまわりです。
白いひまわりと同じく、比較的珍しいとされている紫のひまわり。深くて暗い花びらが印象的で、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
そんな紫のひまわりの花言葉は、「悲哀」です。他のひまわりとは違ってネガティブな花言葉を持っており、花言葉にあやかるのであればプロポーズには不向きでしょう。
ただし、恋人が「落ち着いた深い色味が好き」などの事情があれば、贈ってあげると喜ばれるかもしれません。
「プロポーズで白いひまわりを渡す」と決めたら、「どのように渡すか」を考えましょう。
ここでは、白いひまわりの渡し方アイディアを紹介します。
白いひまわりの渡し方としてまず考えられるのが、花束にして渡すことです。
花束は、プロポーズのプレゼントの中でも定番と言われています。かわいらしい白いひまわりを束ねた花束を手渡せば、恋人に贈れば喜んでもらえるでしょう。
なお、生花は傷みやすいため、保管に気をつけましょう。ホテルやレストランでプロポーズするのであれば、スタッフに預かってもらったり、花屋から直接ホテルやレストランに贈ってもらうのもおすすめです。
アレンジメントフラワーとは、水を含んだスポンジを器に入れ、そこに花を生けたものです。
器の種類は、バスケットやプラスチックなどさまざまで、アレンジの幅が広がります。また、見るだけでパッと明るい気持ちになれるような華やかな見た目も特徴です。
器に入っている状態でプレゼントできるため、花束と違って花瓶を用意しなくていいのが特徴的です。より気軽に飾ってほしい場合は、花束よりもアレンジメントフラワーがおすすめです。
一方で、花束よりも高価なものが多いため、予算を重視するのであれば花束にした方が良いでしょう。
ブリザードフラワーとは、特殊な加工を施すことで、生花の美しい状態をキープした花のことです。
加工が施されているため、生花独特の香りや花粉がない上、染料によって染められたカラーバリエーションを楽しめます。また、保存期間は、直射日光や高温多湿を避ければ5年ほどと言われています。
通常の生花と比べると、カラーバリエーションを楽しめる上、長く保存できることが特徴的です。ただし、長く飾っているとホコリがついてしまうため、ケアを行わなければいけない点はデメリットと言えます。
ハーバリウムとは、小瓶の中で花をオイル漬けした植物標本のこと。最近では、インテリアの一種として親しまれています。
「もらったあともインテリアとして気軽に飾れる」「生花と違ってすぐに枯れる心配がない」といったメリットがあり、贈り物としても喜ばれるでしょう。
反対に、もし恋人が「花本来の魅力を堪能したい」という気持ちを持っている場合、ハーバリウムは不向きです。また、プレゼントとして気軽に贈りやすい分、花束やフラワーアレンジメントと比べるとプロポーズらしさが半減してしまうかもしれません。
以上、白いひまわりの花言葉やプロポーズにおける渡し方のアイディアについて解説しました。いかがでしたでしょうか?
白いひまわりの花言葉は、「程よき恋愛」。情熱の愛を連想させるような花言葉ではありませんが、末長く仲良く暮らしていきたいというメッセージ性を感じます。一方で、ひまわりに共通する花言葉には「あなただけを見つめる」といったプロポーズらしい言葉が含まれています。
これから2人で円満な家庭を築いていきたいというメッセージを込めて、プロポーズで白いひまわりを贈ってみてはいかがでしょうか。